「マインクラフト 革命的ゲームの真実」ダニエル・ゴールドベリ/リーナス・ラーション

オススメ度 ★★★★☆ 4/5
現在では子供から大人まで多くの人に愛されているゲーム、マインクラフトをつくったマルクス・パーションの生活とマインクラフト立ち上げまでをの様子を語る。

マインクラフトというゲーム自体は名前は聞いたことあるものの実際にプレイしたことはなかった。以前プレイしたバーチャルワールドであるセカンドライフのようなものという印象を何となく持っていた。子供が幼稚園生になって園児のなかにもマインクラフトを日常的にプレイしている子が多々いるということで、改めてマインクラフトについて知りたくなった。

本書を読むとマインクラフトというゲームが、ただ単に開発者であるマルクスの試行錯誤だけでなく、さまざまな過去のゲーム開発者たちの考え方を結集してたどり着いた結果であることがわかる。漫画であればスラムダンクが大きくその後の漫画を変えたように、電話であればiPhoneが革命を起こしたように、マインクラフトもゲーム史の大きな革命を起こしたのだと感じる。

また、本書からはマルクスがお金儲けよりも自分の地位よりも、ただ純粋にゲームをプレイすることやゲームを作ることを楽しんでいる様子が伝わってくる。「Tomorrow and Tomorrow and Tomorrow」でも感じたことだが、本書のマルクスのように、ゲームが生活の一部になっている人たちの話に触れると、ゲームをプレイしない自分は人生をかなり損しているのではないかと感じてしまう。映画や漫画や小説と同じように、きっとゲームも楽しいことだろう。さっそくマインクラフトをインストールして触ってみたいと思った。

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「Tomorrow, and Tomorrow, and Tomorrow」Gabrielle Zevin

オススメ度 ★★★★☆ 4/5
Samは大学のキャンパスで、小学生の頃一緒にゲームを楽しんだSadieと再会する。やがて二人はゲーム作りに夢中になっていく。

序盤はSadieとSamの再会と出会いのシーンから始まる。出会いは小学生の時、母を交通事故で失って言葉を失ったSamは、入院していた病院でSadieとゲームを通じで出会ったことによりに救われるのである。再会は二人の大学生時代である。Samは恋人と別れて落ち込んでいるSadieをゲーム作りに誘うことですこしずつゲーム作りに情熱を注ぐこととなる。

もう一人の主要な登場人物は、SamのルームメイトであるMarksである。Marksはさまざまな人から好かれる人物で、主張が強く他人を遠ざけがちなSamやSadieとは異なる存在である。当初はゲーム開発用に部屋を貸してくれるだけの存在だったMarkは、少しずつゲーム作りのプロデューサーとしての役割を担っていく。

その3人がゲーム作りや、会社を経ちあげるなかで、時には分裂したり衝突しながら物作りに打ち込んでいく。

SamとMarksはそれぞれ韓国人と日本人の血をひいているし、Sadieも白人ではないとうい点も面白い。アメリカという国で少数派として暮らすがゆえに見えてくる悩みにもところどころで触れられている。そして彼らが作るゲームも日本やアジアの文化を大きく反映する点も面白い

終盤、ある不幸からSadieは共同のゲーム作りから離れていく。それでも必死にSamはSadieにもう一度一緒にゲームを作ろうと声をかけ続ける。SadieがSamに語った言葉が印象的である。

There's no point in making something, if you don't think it could be great.
良いものができると思わないで、何かを作ることに何の意味もない。

物作りに関わる人間としては耳の痛いことがである。

僕自身はゲーマーといえるほどゲームにのめり込んではいないが、ゲームを愛する人の気持ちが伝わってくる。物語中に多くの名作ゲームの名前が唐書酢売るのでもう一度ゲームをやりたくなった。

英語慣用句
remission rate 寛解率
candy striper ボランティア看護助手
distinguish oneself 他者より抜きん出る
keep it close to the vest 手の内を見せない
at each other's throat お互いに攻撃し合う
swing for the fences 大きな目標を狙う
sun oneself 日に当たる
take it in stride 冷静に受け止める
take a gander at 見る、一瞥する

「人気実況者てらこのはじめての初めてのポーカーテキサスホールデムで勝つ」寺崎美保子

オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
最近ポーカーの本を読み漁っており、そんななかの一冊である。

本を開いた一番最初の冒頭で「わたしはそんな大したポーカープレイヤーではありません」と宣言しているように戦術の話はほとんど書かれていない。序盤は、ほかのポーカーの書籍と同様にテキサスホールデムのルール説明に終始する。その後は確率の話が多少あっただけで、戦術に関することはほとんど書かれていないが1点考え方として覚えておきたいと思ったことが

合計が20以上か否かを目安にアクションを

である。

後半では、日本や海外で気軽にポーカーを楽しめる場所やカジノを紹介している。ほかのポーカー書籍と比較した時に、本書が際立つ点はこの部分だと感じた。

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「ゼロから勝てるポーカー」けむ。

オススメ度 ★★★★☆ 4/5
テキサスホールデムの魅力を知人に語られ、ちょっとやってみたところあまり勝てないので、どのように考えれば勝てるのかを知りたくて本書にたどりついた。

序盤はテキサスホールデムのルールの説明に終始するが、中盤から戦術の話になっていくる。今後意識したい内容がたくさん書かれていた。まず、プレースタイルをタイトかルース、そしてアグレッシブかパッシブで分類する話である。

私が初心者に強くおすすめしたいのが、タイトアグレッシブです。

そして、適切なベット額、レイズ額もいつも悩みがちなので考える根拠を与えてくれたのはありがたい。

適切なレイズ額 直前に賭けられた額の3倍
適切なベット額 ポットにあるチップの50%〜70%ぐらい

そのほかにも初心者がやりそうなプレーとなぜそれをやらないほうがいいかについて丁寧に説明している。

リンプインはしないようにする
スロープレーをない
ドンクベットはやらないように気をつけよう

それもやっていたことばかりだったのでしっかり覚えておきたいと思った。そして最後の章では実戦形式で相手の手をどのように推測するかを解説している。ポーカーを始めたばかりの人は学べることがたくさんあるだろう。

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