「クリスティアーノ・ロナウド 生きる神話、知られざる素顔」竹澤哲

オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
現在メッシと並んで世界最高の選手と言われるクリスティアーノ・ロナウドについて書いている。

偉業を成し遂げたチームの監督やサッカー選手などの話は、挑戦の連続で、どんな話も非常に刺激的で自分自身の人生のヒントとなる部分が多い。今回もそんな刺激を求めて本書を手に取った。

現在、メッシと並んで最高の選手と評価されるクリスティアーノ・ロナウドだが、一般的にはメッシは努力家、ロナウドは才能によって現在の地位に上り詰めたように受け取られているのではないだろうか。僕自身もそれに近い感覚を持っていた。しかし、本書を読むと、ロナウドも練習を怠らない努力家だとわかる。

前半はロナウドの幼少期からマンチェスター・ユナイテッドに入団するまでを描いており、家族の物語として読めるが、後半はチャンピオンズリーグやワールドカップなどの話が多く、サッカーに詳しくない人にはわかりずらいかもしれない。ロナウド自身についてだけでなく、ポルトガルという小さな国の歴史と、小さな国であるがゆえのサッカーにかける国民の思いなども教えてくれるので、2016年のポルトガルのユーロ優勝がどれほど国民が待ち望んだことだったのか知って驚くだろう。

今度はメッシの本も読んで見たいと思った。

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