「ホーキング、宇宙のすべてを語る」スティーヴン・ホーキング

オススメ度 ★★☆☆☆ 2/5
イギリスの車椅子の物理学者、スティーヴン・ホーキングが宇宙についてわかりやすく語る。
サイモン・シンの「宇宙創生」を読んで、人々が永遠にたどり着くことができない宇宙についてその仕組みを何年もかけて明らかにする過程に魅了され、もう少し深く掘り下げたわかりやすい本はないか、と思い本書を選んだ。
本書はホーキングが最初に宇宙について書いた「ホーキング、宇宙を語る」をより読みやすく面白くした。と序文にあるのだが、とても「誰にでも理解できる」とは言いがたい内容である。その読みにくさは内容だけでなく、翻訳にも問題があるのかもしれないが、どちらにせよ消化不良な印象はぬぐえない。
数学関連の本もそうだが、その分野の最先端の話を理解するのに一冊の本を読んだだけで足りることなどないのである。1つのステップとして、少しずつでも本書に出てきた意味のわからない単語を理解するよう努めたい。

グルーオン
ハドロン内部で強い相互作用を伝播する、スピン1のボース粒子である。質量は0で、電荷は中性。また、「色荷(カラー)」と呼ばれる量子数を持ち、その違いによって全部で8種類のグルーオンが存在する。膠着子(こうちゃくし)、糊粒子ともいう。(Wikipedia「グルーオン」
弦理論
弦理論(げんりろん、英: string theory)は、粒子を0次元の点ではなく1次元の弦として扱う理論、仮説のこと。ひも理論、ストリング理論とも呼ばれる。(Wikipedia「弦理論」

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