「内村航平 心が折れそうなとき自分を支える言葉」児玉光雄

オススメ度 ★★☆☆☆ 2/5
ロンドンオリンピックで金メダルをとった内村航平のこれまでのコメントや家庭環境などから、その考え方を描く。
金メダルを取ってさえ満足しない内村の生き方は、ひたすら自らの理想の演技と求め続けているゆえである。本書では、そんな彼の生き方は普段の仕事にも応用できる、という姿勢で語っている。日々漫然と仕事をこなしている人に何か新たな気付きを与えてくれるかもしれない。
しかし、内村航平の生き方や考え方は好きだが、それを利用してこのような薄い内容の本でお金を稼ごうとする著者は好きになれない。読み終わって気付いたのだが数年前にも「イチロー式集中力 どんな時でも結果が出せる!」という同著者の本を読んでいて、そのときにも同じ事を感じたのだ。著者が実際に、内村浩平やイチローに話を聞いたような記述は一切ないのも残念である。
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「イチロー式集中力 どんな時でも結果が出せる!」児玉光雄

オススメ度 ★★☆☆☆ 2/5
過去のイチローの言動に触れながら、目的を達成するための行動や考え方を説明する。
そもそもバッティングの結果だけで評価される野球選手と、様々な分野で仕事をしている人にとっての「成功」を同じ視点で見ていいのかはかなり疑問だが、必ずしも仕事に役立てようとするのではなく、趣味でやっているスポーツの工場のため、とでも考えればそれなりに意義を見いだせるだろう。

じつは集中力というものは、他人と競うことでは決して身につかないのです。

おそらく著者も本書を書くためにイチローに会ったわけではないのだろう。30分ほどで読めてしまう内容なだけに、機会があるなら軽く眺めてみるのもいいかもしれない。
返し示している。そこからわかるのは、まだまだゲーム理論は進化の過程にあるということ。今後の発展にも関心を持っていたいと思わせてくれる。
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