「走り革命理論 今まで誰も教えてくれなかった「絶対に足が速くなる」テクニック」和田賢一

オススメ度 ★★★★☆ 4/5
足の速さは才能ではないとし、ランニングとスプリントの違いとその習得方法を説明する。

僕自身ジョギングを趣味としており、最近では息子の走る練習に付き合ったりしているため、走るという行為をより論理的に理解したいと感じている。そんななか著者のYouTubeチャネルをみて基本的な考えは知っていたのだが、より深く理解したいと思い本書を手に取った。

本書はランニングよりもスプリント、つまり長距離よりも短距離に焦点をあてているが、個人的には効率よく走るための基本的な考えはどちらにも応用できると感じている。足の回転を増やすためにすべきことは、可能な限り地面への設置時間を短くすることであり、それをするためには本書のいう空中スイッチをすることである。

本書では効率の良い空中スイッチを習得するためのさまざまなドリルを説明している。改めて思うのは、新しい技術を身につけるためにはそれを表現する的確な言葉が必要ということである。例えば本書ではスプリントに必要なそれぞれの動きに対して次のような言葉を使用している。

  • アンクルホップ
  • 空中スイッチ
  • ベースポジション
  • 足首ロック

いずれも非常に良い言葉なのでぜひ使わせてもらおうと思った。

なかでも印象的だったのは腕振りの章である。

力んでしまう人への本質的なアドバイスは、「力を抜け!」ではなく、力を入れる”瞬間“のタイミングを明確に伝えることなんです。

ちょうど腕振りの効果を最大限に発揮できていないと感じていた時期だったので、腕振りの考え方は大いに参考になった。また、それぞれの考え方は息子とのかけっこトレーニングや自身のジョギングに取り入れたい。

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投稿者: masatos7

都内でUI / UXデザイナー。ロゴデザイナーをしています。

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