
オススメ度 ★★☆☆☆ 2/5
大学の図書館で不思議な本と出会ったZacharyは、その本のなかに自分自身が描かれていることを知り、その本の秘密に迫っていくこととなる。
前半は大学生のZacharyが図書館でSweet Sorrowsという、蔵書記録のない本と出会う。Zacharyは子供の頃家の近所にドアの絵が描かれていたにも関わらず、そのドアを開けないとい選択をしたことが強く記憶に残っており、その出来事がSweet Sorrowsに描かれており、またその主人公の親もZacharyの親と同様に占い師であることからSweet Sorrowsが描かれた理由を探し始めるのである。
やがてZacharyはわずかな手がかりからStarless Seaの世界へと入り込んでいくこととなる。
前半の壁に描かれたドアの描写などは久しぶりに出会った面白いファンタジーの入り口のようで期待感高まったが、中盤以降は登場人物たちが物語のなかを彷徨っている様子をひたすら描いているだけなのでかなり焦れて退屈だった。自分の好みには合わなかったが、このような物語が好きな人もきっといるだろう。日々忙しい人よりも、ゆっくりとした時間のなかで過ごしている人向きの物語である。
英語新表現 she took it upon oneself to 自ら進んで~することを課す bail on A Aとの約束をすっぽかす waxing moon 上弦の月 waning moon 下弦の月 lunar new year 旧正月 collect oneself 気を落ち着ける spot on 正しい、どんぴしゃりである







