「オムニバス」誉田哲也

オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
ストロベリーナイトに始まる姫川玲子(ひめかわれいこ)のシリーズで7つの短編から構成される。

本書の面白いところは姫川玲子(ひめかわれいこ)やその姫川の近くにいるその同僚の視線で様々な事件とそれに対応するの様子が描かれることである。

姫川(ひめかわ)は直感的に事件に向き合い、時に姫川自身も理由を説明できない直感によって、捜査をする。それが結果として事件解決に結びつくことも多いため、警察のなかでも姫川(ひめかわ)を高く評価したり、憧れを抱いたりする人がいる一方、論理的な捜査をこのむ刑事のなかにはその存在を疎ましく思うものいるのである。

7つの物語はどれも犯人が早い段階で拘束されるが動機がわからないというもの。事件が解決される流れを見る中で、様々な境遇で生きている人々の生き方が見えてくるだろう。

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投稿者: masatos7

都内でUI / UXデザイナー。ロゴデザイナーをしています。

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