「麦の海に沈む果実」恩田陸

オススメ度 ★★☆☆☆ 2/5
生徒の間に、二月入学する生徒は災いをもたらすという噂がある全寮制の学園に、二月に転入した理瀬(りせ)と生徒たちの学園生活を描く。

女性にも男性にもなる校長に運営される学園にはさまざまな生徒たちが集まる。しかし、そんな生徒たちの間では、いなくなった生徒は、実は親元へ帰ったのではなく殺されたのだという噂が繰り返し流れるのである。

そんな学園生活の中で、少しずつ真実が明らかになっていく様子が描かれる。正直、綺麗な挿絵以外に良いところが思いつかない。恩田陸の他の作品「三月は深き紅の淵を」が登場する。物語のなかに繋がりがあるようだ。実際「三月は深き紅の淵を」ももう20年ほど前に読んでいるのだが、そのときもがっかりした記憶があるので、何かこのシリーズには僕には気付けていない面白さがあるのかもしれない。

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投稿者: masatos7

都内でUI / UXデザイナー。ロゴデザイナーをしています。

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