「歌舞伎町ダムド」誉田哲也

オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
歌舞伎町に「歌舞伎町ダムド」を名乗る殺し屋がいるという。歌舞伎町をこれまで守ってきた歌舞伎町セブンの7人と、歌舞伎町ダムドの行動が少しずつ交差し始める。
今回は歌舞伎町セブンのミサキの過去が明らかになる。そんなミサキは息子を人質に新宿署の警察官、東(あずま)を殺害することを依頼される。一方で、歌舞伎町セブン全体としては、命の危険にさらされている東(あずま)を守る方向に動くこととなる。2つの組織の間に挟まれたミサキはやがて、歌舞伎町セブンと対立する組織「新世界秩序」との対決を決意するのだった。
「ノワール 硝子の太陽」を読んで疑問に感じたミサキの過去を明らかにしてくれたが、大きな物語の一つのエピソードと言った印象で、物語のなかから学ぶ要素や、長く印象に残りそうな描写はほとんどなかった。
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