「耳をふさいで夜を走る」石持浅海

「耳をふさいで夜を走る」石持浅海
オススメ度 ★★☆☆☆ 2/5
自らが信じる正義のために並木直俊(なみきなおとし)は3人の女性を殺すことを決意した。しかしそこにはいくつかの傷害が立ちふさがる。
他の石持浅海作品のような、わずかな出来事から導き出される推理の連続を期待したのだが残念ながら中途半端な作品になってしまった印象を受けた。1晩で3人の女性の殺害しようとする殺人者目線で展開し、もちろん殺人者並木直俊(なみきなおとし)がその目的を達成するためにいろいろな事実から推理を働かせながら行動をするのだが、他の石持浅海作品と比較するとその推理は表面的なものでしかなく、その一方で、登場人物それぞれの行動の動機も説得力を持つほど詳細に練られているとは言えない。
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