「氷菓」米澤穂信

オススメ度 ★★★★☆ 4/5
折木奉太郎(おれきほうたろう)は成り行きで入部した高校の古典部で、千反田える(ちたんだえる)という女性と出会う。そして、古典部の日常のなかで起きる不思議な出来事に対して不思議な才能をみせることとなる。
ほのぼのとした学園物語で肩の力を抜いて読むことができる。なぜか閉まってしまったドアや、なくなってしまった文集など、他愛もない謎を、奉太郎(ほうたろう)が友人たちと協力して解いていくうちに物語は、30年前の学園祭での出来事に向かっていく。
冒頭の軽いノリとその魅力的な登場人物によって物語に引きずり込まれて読み進めているうちに、思った以上に深い内容にまで踏み込んでいた。
軽く読めるけど決して浅くはない。そんな絶妙なバランスが評価できる。ちょっと時間があるときに読書を楽しみたい。そんな人にはおすすめできる作品である。

プリシュティナ
コソボ共和国の首都。1990年代のコソボ紛争で深刻な打撃を受け、現在も復興の途にある。(Wikipedia「プリシュティナ」

【楽天ブックス】「氷菓」