「魔笛」野沢尚

オススメ度 ★★★★☆ 4/5
僕にとっては、野沢尚が亡くなった後、始めて読む彼の作品となった。そして過去に読んだ事のある野沢作品の中でもっとも印象的なストーリーとなった。ストーリーは渋谷のスクランブル交差点で爆弾を爆発させた犯人の手記を中心に進む。
爆弾の爆発する瞬間の被害者の描写がリアルである。爆発によって体がバラバラになる瞬間まで、彼等は、彼女らは確かに意識を持って行動していた。今日の予定や未来のことを普段の僕らと同じように普通に考えていた。その事実をイヤというほど伝えてくる。
また、ストーリーは犯人の育った過程に多く触れる、その人の育った環境、周囲の人によって人はどうにでもなってしまうのである。
僕はそう受け止めたが、読む人によって感じ方はさまざまであろう。
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