「変身」東野圭吾

オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
脳を入れ替えることによって、別の体を手に入れる。そんな話はよくある話で、この「変身」もそのテの話かと思っていた。ところが実際には、事故で欠損した脳の一部に、別の人の脳を移植したことによって、少しづつ性格が変わってくるという話である。
この物語のテーマはというとやはり、脳がただの細胞の変化したもので他の臓器と同じものなのか、それとも脳は特別な存在なのか、ということである。この「変身」の中では、主人公が、ドナーの性格に少しづつ変わって行くことから、やはり「脳は特別な存在」というふうに位置付けているのだろう。
僕もやはり、「脳は特別な存在」と思いたい。前者の意見であれば、「死ぬ」ということは、機械の「電源が切れる」となんら変わらなくなってしまう。僕にはその考えは非常に受け入れにくいものなのだ。僕にとって「死ぬ」とは、脳に宿っている特別ななにか(おそらく「霊魂」と言われるもの)が体の外にでることを言うのである。だから僕は幽霊を信じるし、死後の世界を信じるのだ。
ちなみに脳のはたらきについてもう少し掘り下げた話を読みたい方は瀬名秀明の「BrainValley」なんてオススメです。
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