「一冊でわかる名画と聖書」

オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
旧約聖書、新約聖書に沿って、その場面場面を表した名画を紹介していく。
「最後の晩餐」「受胎告知」など、多くの絵画は宗教の一場面を描いていて、絵画を深く理解する上で、宗教への理解は避けて通れないもの。そんなニーズに応えてくれる一冊。そして同時に改めて聖書への理解も深まるだろう。
個人的には子供の頃からピーテル・ブリューゲルの「バベルの塔」には強く惹かれるものがあり、本書にもその2作品が選ばれていて改めてその絵画の背景にある物語を理解する事が出来た。
それにしても聖書がなぜこんなにも理解しにくいかというと、それはきっと同じ名前の登場人物の多さのせいなのかもしれない。ユダ、ヨハネ、マリア…。きっと長く繰り返し物語に触れる事に寄って理解していくものなのだろう。
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