「金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント」ロバート・キヨサキ

オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
あの有名な「金持ち父さん貧乏父さん」の続編にあたり、そのタイトルにある「キャッシュフロー・クワドラント」とは、世の名の人を大きく4つにカテゴライズしていることに由来する。その4つとは、従業員(E)、自営業者(S)、ビジネスオーナー(B)、投資家(I)である。そして、この4つのなかでEとSの2つと、BとIの2つの間には大きな違いがると語る。それはEもSもお金を稼ぐためには相応に自分が動かなければならないのにたいして、BとIは準備さえ整えれば自分が何もしなくてもお金が生み出されるというのである。
そして、本書ではそんな、EおよびSからBおよびIへ移るためにやるべきこととして多くを語っている。書かれている内容はどれも当然のこと、と思えなくもないのだが、その書き方がいずれもシンプルで非常にわかりやすい。
世の中の多くが所属するであろうEのカテゴリの人たちを、「リスクをおそれてなにもやろうとしない」とか「勉強することを諦めた人」のように言っているので
ひょっとしたら本書を読んで不快に思う人もいるのかもしれないが、個人的には楽しむことが出来た。
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「金持ち父さん貧乏父さん」ロバート・キヨサキ

オススメ度 ★★★★☆ 4/5
先日参加したキャッシュフローゲーム会の主催者が「大きく衝撃を受けた」と言っていた本。人の人生を変えるほどの本といわれるととりあえず読まなければ、というわけで読んでみた。
実は結構有名な本らしく、内容は一言で言えば「お金の作り方」を書いたもの。「お金の稼ぎ方」ではなく「お金の作り方」である。そして、現在の教育の仕組みを真っ向から否定している。どんなに勉強してどんなに大きな企業に入っても、稼いだ分のお金は出て行って、一生働き続けなければならない。お金の心配をせずに生きるにはどうすればいいか、ということを書いている。
僕自身あまりお金に興味はなく、お金なんてなくても楽しく生きている自信はあるのだが、「働きたいか遊びたいか?」とたずねられれば答えは明確だろう。世の中の流れなどを考慮すると、単純にそのまま書かれている内容を受け入れるというわけにはいかないが、お金に対する新たな考え方を受け入れて選択肢を増やす、という意味においては非常に面白い内容だった。
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