多くの人間は人に評価されたがっている。自分が付き合う価値のある人間で、自分が話す価値のある人間であると…。普通に生きて、普段の自然な振る舞いから周囲の人にそう評価されるのであればそれはとても幸せなことで、それこそ才能と言うべきものだが、必ずしもすべての人にそのような才能は備わっていないのだ。
そんなとき人のとる行動によって、人は大きく二つのタイプに分けられると気付いた。人をけなす人、と人を褒める人、である。
人をけなす人の目的は、自分の周囲の人間の評価を下げて、自分の評価を相対的に上げること。一方、人を褒めることの目的は、もちろん単純に人を評価しているのだろうが、一方で、「この人は自分に以外の人間に寛容な人だ」などと評価されるだろう。
どちらが最終的に自分の評価を上げるかは言うまでもない。多くの場合、思春期のころに前者の考え方から後者の考え方へ推移するものだと思うが、不幸にもそのステップを踏まずに大人になってしまった人もいるのだろう。
そういう人は自分の評価を上げようとして周囲の人間を批判しながら、結果として自分の評価を下げていることに気付かずに生きていくのだ。
むむむ、なんか他人事ではない気がしてきた。



