会社で新しい人を採用しようと考えたときのことである。実力重視で選びたいのはもちろんなのだが、履歴書と面接と過去の実績や作品でその実力を正確に把握しようとしてもそれは無理があり、では、明確な尺度として何を重視して判断するのが、実力のある人間を採用するための最善の手段なのか、ということを話し合った。結果、「学歴重視」で意見が一致した。
WEBクリエイターなのに「学歴重視」。少し妙な印象を受けるかもしれない。確かに「過去の実績重視」という考えもないことはないのだが、WEBクリエイターとてアーティストではない、現在もっている技術だけで満足されても困る。
日々、世に出てくる新しい技術に対して常にアンテナを張り巡らし、自分の技術に取り入れる努力を怠たらないのは当然であり、さらにその労力をすぐに仕事に反映できる、努力の効率性を兼ね備えて欲しいもの。そんな一言で言うと「優れた人材」がどこに多く存在するかと考えたとき、やはり「高学歴」の中から探すのがてっとり早いだろうという結論である。
もちろん、学歴のない人の中にも優れた人材はいるし、高学歴の中にも使えない人間はたくさんいる。しかし、採用活動というのは、労力がかかるのだから、他の仕事と同様に費用対効果を考えて、もっとも効率の良い方法を選択しなければならない。であれば、確率的に「優れた人材」の存在確率の高い「高学歴」という集団に目を向けるのはむしろ当然の流れなのだろう。
伝統ある大きな企業はともかく、うちみたいな小さな会社でさえ学歴を重視するのだから、やはり学歴はあるにこしたことはないのだろう。将来、下の世代の人間に「学歴って必要?」と聞かれたら「とりあえずあって損はないよ」と答えるとしよう。
とはいえあくまでもこれは確率論である。個人的な経験則からいって、その確率の違いは、一般には20人のうち1人いるかいないかの「優れた人材」が、「高学歴」に絞れば20人のうち3人程度に増える程度で、しょせん、低い可能性であることに変わりはないのである。
投稿者 masato : 2008年04月06日 17:26学歴は、「ひとつの物事を達成するためにストイックに努力することができるか」ということを示すためのバロメータだと思います。
仕事は、もちろん技術力も必要ですが、それ以前に忍耐力も必要だと思います。納期が近いときは帰りたいときにも帰れない・不本意な仕事も引き受けなければならない・上司から理不尽な叱責をうける・単調な作業の繰り返しなどなど忍耐力を必要とする場面がたくさんありますよね。学歴を得るためにやりたいことも我慢して勉強に打ち込むことができるもしくはそういう経験をしている人というのはこの忍耐力が備わっている人が多いと思います。
なので別に学歴でなくても、取得するのに困難な高度な資格でもよいと思います。
Posted by: nori : 2008年04月07日 18:46>取得するのに困難な高度な資格でもよいと思います。
ふむふむ、なるほど、
しかし、資格は誰もが取得するようなものではないですよね?
そう考えると尺度として扱うにはやはり不適当なんじゃないですかね。
たとえば2人の人が応募してきて、
片方は資格に、普通自動車免許のみ、で
もう一人は資格なし、というような場合、
尺度としては全く役に立たないですよね。
一方で、学歴なら、どんな人でも
なにかしらの学校名が経歴に刻まれているもの。



