2008年02月12日

平等は心やさしい権力者が与えたものではない

昨年読んだ本の中でもっとも心に残ったフレーズ。奥田英朗の「サウスバウンド」の中で普段は奇異な行動をしている父親が息子に向かって言った言葉である。

平等は心やさしい権力者が与えたものではない。人民が戦って勝ち得たものだ。誰かが戦わない限り、社会は変わらない。

この言葉を聞いても多くの人は、これは建国とか革命とか、動乱の世の中でこそ生きる言葉で、平和な日本に住んでいる僕たちには関係ない、と思うのかもしれない。

しかし、不平等はどんな場所にも存在する。会社の中、サークルの中、部活の中、教室の中。集団があればかならずといっていいほどなんらかの不平等は生まれるのである。

そこで、にこにこ笑顔を振りまいて沈黙しているだけでは決して対等な関係など築けない。求める関係があるなら、今の関係に不満なら、戦わなければならないということだ。

投稿者 masato : 2008年02月12日 00:01
コメント
コメントする









名前、アドレスを登録しますか?