2008年01月01日

ベッカムのロングパス

ベッカムは素人好みなのか玄人好みなのか。どちらともいえるだろう。言い換えるならサッカーのファン層の真ん中、つまりサッカーを少しかじっている人間のみが「ベッカムなど顔だけで大した選手ではない」と言うのだ。確かにドリブルはメッシやC・ロナウドの方が上だし、ボールタッチはジダンやベルカンプの足元にも及ばない。ただ、右足のロングフィードはやはり超一級品である。

「サッカーが巧い」という言葉の定義とはなかなかむずかしいものだが、「勝利への貢献度の高さ」=「サッカーの巧さ」とするなら、やはりベッカムは巧い。ハーフウェイライン付近から常に高い確率で前線へピンポイントのパスが送れる。これは、将棋で言うところの、障害物を気にしない「飛車」や「角」といったところだろうか。そのパスをシュートに持っていける受け手さえいればとてつもなく恐ろしい武器である。

個人的に好きなのは4:00ぐらいにある、ユベントス戦のベッカム→ファンニステルローイライン。この映像だけだとわかりにくいが、この時点でで試合1-0の膠着状態。中盤でのボールの奪い合いが続き点の入りそうな気配がまったくなかった。それだけに衝撃的な、まさに世界的な出し手のベッカムと同じく世界的な受け手のファンニステルローイの組み合わせでしかできなかった芸当である。

投稿者 masato : 2008年01月01日 12:20
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