
ときどき何か無性に自分の頭の中にある、自分だけの世界を描きたくなるときがある。「デザイナーではなく、アーティストになりたい」という願望は、クリエイティブな仕事に関わっている人なら誰しも持っている想いななんだな、きっと。
そんな想いにひさしぶりに刺激されて作ったうちの一枚。捨てるにはもったいない気がしたのでここに。
考えてみれば最近は仕事以外でクリエイティブな活動をしていないような・・・。ある意味楽しい仕事をさせてもらっていると喜ぶべきなのかもしれないが。
原作・脚本・監督松尾スズキ「クワイエットルームにようこそ」。前から見たいと思っていた映画で、ようやく今日。仕事に行く日より早く起きて、松竹系MOVIXのモーニングファーストショー(1,200円)で観てきた。
内容は、オーバードーズによって精神科の閉鎖病棟に入院させられた女性の話。その閉鎖病棟の中の人間関係に日本の社会の縮図が見える。みんなどこかおかしくって、どこか病んでいてる。助け合えばもっと楽に生きられるのに、電話番号とメールアドレスしか知らない薄っぺらな関係しか築けない。孤独でどこかおかしな現代の都会の生活を風刺しているのだろう。
ただ、精神科という舞台でそれを極端に描いているだけに、世間に誤解を与えそうな印象は受けた。なんといっても神経症で休暇を取っていた公務員が遊んでいただけで非難されるぐらい世間の人は精神疾患に対して理解力がないのだから。
とにかく、期待を裏切らない(期待以上ではなかったが)メッセージ性の強い作品で、個人的には満足のいくものだった。
ちなみに話は変わるが、最近アジアの映画が徐々にハリウッドテイストになってきているような気がする。CG技術の発達や行政が撮影に協力的になったことがその理由なのだろうが、やはり邦画は邦画らしく、静かな流れの中に強いメッセージがあるのがいい。今日、改めてそう思った。
最近ミュージカルや演劇にも趣味を広げようと努めている。なぜならそれは、スポーツや映像を楽しむのと違って、先進国に住んでいる、世界で数少ない人しか教授できない類のものであり、さらに都心に住んでいるという幸運の巡り合わせを味合わない手はない、と最近思うようになったからだ。
今日はその第一弾、劇団四季の「キャッツ」である。早めに席について開演を待つ。「最前列はネコ達が通りますので足を出さないでください」という係員の声に何の違和感も感じなかったあたりで僕はすでにキャッツワールドへ足を踏み入れていたのかもしれない…なんて。とりあえず、比較対象が非常に少ないので、その内容について多くを語ろうとしてもボロが出るだけだと思うが記録の意味も含めて感じたことを書く。
専用劇場ということもあって、大道具の使い方やネコたちの登場方法が豊富で、いい方に繰り返し裏切られることになった。今回は2階席の正面最前列で観て、舞台全体を一望できた、それはそれで非常に恵まれたと思うが、もしまた機会があるのなら今度は1階席の最前列の舞台と一緒に回転する席に座ってみたいものだ。
また、僕の隣の方に外国人の一団が座っており、おそらく彼等は猫たちの日本語の台詞の意味がほとんどわかってなかったのだろうが、台詞がわからなくても楽しめるだけのパワーがあった。ちなみにこのミュージカルのテーマとして歌われているあの曲。よく聞く曲なのだがタイトルがわからない。(調べたら「メモリー」という曲だそうだ)。あの曲をセクシーなネコ達にソプラノの高い声で歌われてしまったら…泣く…。
11月11日で「キャッツ」東京公演が3周年を迎えるらしい。11月6日から特別カーテンコールを行っているということで、意図せず記念すべき時を過ごさせてもらったようだ。
一つの楽しみであるテレビドラマも、ドラマ好きの視聴者達が集まるコミュニティサイトをチェックしたり、動画共有サイトを利用することによって、退屈なドラマを一生懸命見続けるなどということもなくなってた。今クールも既にその対象を日テレの「働きマン」とフジテレビの「SP」に絞り込んでいる。
知っている人も多いだろうが「働きマン」は雑誌社に勤める女性編集者の物語。時には有名人のゴシップの現場をカメラに収めるために張り込むことも必要。人のプライベートを暴露する仕事に対して、編集者達が行き着いた結論が印象的である。
そして、奇遇なことに今読んでいる藤原伊織の本「シリウスの道」にも似たような場面が描かれていた。藤原伊織は電通に勤務して作家になった作家なので、作品の中には広告代理店の職場の様子がリアルに描かれる。そんなシーンの中の一つ。
「誇れる」かどうかはなんとも言えないが、恐らく僕は好きな仕事をできている世の中では少数派なのだろう。しかしその周囲には、下げたくもない頭を必死で下げ続けている人や、良心の呵責を感じながらも生活のために必死で働いている人がいるのだ。僕等はそういう人たちを決して蔑むべきではない。そして、可能であればそういう人たちにもまた、「自分たちの仕事は必要なものなのだ」と胸をはって欲しいものだ。
ここ1ヶ月ほど左足に痛みがあるのがシューズのせいかと考えて、新しいスカッシュシューズを注文した。ここ、半年ぐらいは週3から週4でスカッシュをやっていたのだからシューズの消耗が激しいのも仕方がない。
しかし最近スカッシュにもやや物足りなさを覚える。マーフィーの法則か何かにこんな言葉があった。
「悲しみは分かち合えば小さくなり、喜びは分かち合えば大きくなる」
そう、やはり勝利の喜びは分かち合ってこそ大きくなるもの。一緒に勝利を目指すことによって、一緒に喜び、時にはケンカし、そういう過程を経てこそ深い信頼関係が出来上がるもの。
うーん、団体競技が恋しい。もちろん、個人競技には個人競技の良さがあるから、やはり両方に常に取り組むことが理想だろう。
そういえば最近スカッシュ好きのカナダ人がまた新しい映像をアップしてくれていた。足を一度完全に完治させるためにしばらく練習を控えているので、これを観てまたイメージトレーニングをしている。とりあえず1ゲーム目だけ載せておく。世界ランキング36位対世界ランキング49位。
なんか、米倉涼子のバンテリンのCMや、先週のガリレオの福山雅治のシーンでスカッシュのシーンが使われたので、自分も少しスカッシュの普及に貢献できればいいなと思うこのごろ。



