13日に行われた陸上競技のゴールデンガラ(ローマ)男子四百メートルBレースに、パラリンピック陸上のスターで、両足のひざから下が義足のオスカー・ピストリウス(南ア)が出場。イタリア国内の健常者7選手と一緒に走り、46秒90で4位に食い込んだ。
ゴール後、大きな拍手を受けたピストリウスは、「観衆のサポートに感謝したい」と笑顔を見せた。15日の英国グランプリにも出場予定で、国際陸連はこの2レースなどから、義足が特別な推進力を生んでいないかなど調査。問題がなければ北京五輪出場の可能性も出てくる。ピストリウスは「私は北京に行けると信じている」とアピールした。(ローマ、霜田聖)
本来、これは喜ぶべきニュースなのだろうが、僕の頭をよぎったのはこんなこと。
いずれ義足の方が速く走れる日が来るのかもしれない。義足ならば筋肉の披露が起きないという点で肉体より有利だからだ。もしそんな日が来たら、自分のプライドや名声を守るために体を壊すこともいとわずドーピングを繰り返す昨今のアスリート達は、自ら進んで自分の足を切り落とすのかもしれない。