2007年05月26日

サッカーが嫌いな人

「サッカーが嫌いな人」というのがいるらしい。そりゃあ世界一人気のあるスポーツなだけに、それを嫌う人もまた多いのは当然だろう。しかし面白いことに、サッカーが嫌いな人の多くは、2002年の日韓ワールドカップ開催や、その以前はJリーグの発足を期に嫌いになったという。つまり彼等は「人気があるものが嫌い」という人種なのだ。

そういえば、昔勤めていた会社の同僚でこんな人がいた。昼時に映画の話題になったときのこと、彼はレオナルド・ディカプリオ主演の「タイタニック」を観たことがない、と言う。その理由を聞いたところ「世間が騒いでいるから観なかった」とだそうだ。確かに「タイタニック」は、その質以上に観客を動員したという印象はあるし、人気があるからといって傑作であるということにはならない。世間が注目するかしないか、と、それが傑作か駄作かは必ずしも一致しないのである。

きっと、このような「人気があるものが嫌い」的な嗜好を持つ人の多くは、「俺は周囲に流されない人間」的な芯の通った個性を主張しているつもりなのだろう。確かに、他の人が騒いでいるものに対して、見向きもしないという行動自体は、「周囲に流されていない」と言えるのかも知れないが、彼等のようにあえてそれを避けようとする行動は結局「周囲に思いっきり振り回されている」と言えるのではないだろうか。

結局「人気があるものが好き」な人も、「人気があるものが嫌い」な人も、自分自身でその対象を評価しようとする意識が希薄な人でしかなく、興味の対象を選別する方法としてはとても見習えるものではない。

投稿者 masato : 2007年05月26日 22:25
コメント

映画に限らず端から結果を述べて結論付ける人がいるけれど、なんて頭の堅い人だろうって思うし正直聞いている側としてはあまりいい気分がしたことないな。

「そんなもの食べても美味しくないに決まっている」

「そんなところにいっても大したことない、仕方がない」

食べてもいないのに、行ってもいないのにどうしてその後の感想が述べられるんだろうかってね。

数式だとかちゃんとした数字で説明できるものならばまだしも、映画だったり味覚、感情だとかっていうのをろくに体験もしないで「〜である」と決めてしまうのは、識見を広げようとしないひとだなって思ってしまうよ。

「タイタニック」を見に行かなかったその人も、「混んでいるから」って言えばいいのにね。そんなに我を張らないでね。
それが駄作か傑作か、それは人の入りとは別物。また各々の感想ともまた別のもの。
その人が傑作と思えばそれも傑作、駄作と感じればそれもよし。

Posted by: じゅん : 2007年06月07日 22:28

ああ、すまない、
全然コメントに気づかなかった。

>数式だとかちゃんとした数字で説明できるものならば
>まだしも、映画だったり味覚、
>感情だとかっていうのをろくに体験もしないで
>「〜である」と決めてしまうのは、
>識見を広げようとしないひとだなって思ってしまうよ。

うんうん、同感ですな。
とはいえ誰しも歳をとるにつれて
少しずつそういう傾向になっていくような気はするよ。
人は人生経験を重ねることで自分の嗜好を知り、
いろんな体験に予測が立てられるようになるのだから。

例えば俺なんかは、
フジヤマを見ただけで、乗り物酔いに苦しむ自分が想像できる(笑)

そして、同時に、年齢を重ねたことで、
残りの人生が少なくなって時間が貴重になっていくのだからね。
すべての場所に行って、
すべての食べ物を味わうなんてわけにはいかないからね。

だから、お金と時間が有り余っているにも関わらず
新しい体験の機会を深く考えもせずに排除する人や
お金も時間もかからないのに
新たな体験に挑戦しようとしない人ってのは
生き方としてもったいないとは思うね。

Posted by: masato : 2007年06月22日 03:01
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