2007年01月24日

企業として利用するなら(セカンドライフ)

SecondLife(SL)ネタが続いてしまって申し訳ない。恐らく何を言っているかさっぱりわからない人もだろうが、それだけ刺激的な世界だということである。

最初からこんなことを期待してSLを始めたわけではないが、どうやらWEBサイトのような役割をこれから果たすのかもしれない、と、かすかな期待を胸の中に芽生え始めている。そんな未来が来るという前提で、企業のためにSLをどう利用すべきか。考えていることを書いてみようと思う。

もちろん企業として利用するためにはSLを宣伝の場所として使用するのだろう。現在でも多少の儲けは期待できるが、まだとても「利益」などと呼べるようなものではないのだから。

そうなると当然多くの人(アバター)の目に触れなければならない。立地条件や土地の使い方、建物の建て方などうっかり現実と錯覚して失敗してしまうことも多々あるだろうし、逆に現実では不可能な方法を使って効果的に宣伝することもできるかもしれない。

まず立地条件と建物の建て方についてであるが、SLの世界を旅していると気付くことだろう。すべての人はテレポートをすることができるために、交通の便は特に大きな意味を持たないのだが、少なくともSIM(※1)は4つ(つまり512メートル×512メートル)はないと、MAP上では小さすぎてその場所を見つけにくく、見つけにくければその場所に偶然立ち寄ることもない。

さらにその土地に降り立ってもらうための手法もいくつか考えられる。多くの人はMAP上でその場所を確認してからテレポートするわけだが、MAP上で判読可能なぐら大きな文字を土地の上に書いておくという手法も一部では行われている。「その街の景観が損なわれる」と考えるかもしれないが、ファントム(※2)にして、はるか上空に設置しておけばそんな心配も必要ないだろう。

建物についても最初は気合を入れて、しっかりとしたつくりの建物にしがちである。未だに屋根や壁でしっかり囲んである建物をときどき見かけるのはそのせいだろう。雨や雪が降ろうとも汚れることも濡れることもないSLで、そして、多くの人が歩きではなく、飛んで移動するこの世界で、建物を屋根と壁で覆うなどの行為は、ただ入りにくくするだけである。ウェブ流に言うならアクセシビリティが低いというこで、せっかくその場所を訪れてくれた人(アバター)はさっさと他の場所にテレポートしてしまうことだろう。

ちなみに多くの人は、人が集まるところに魅力を感じるようだ。そのため、多くのカジノなどはマネーチェアー(※3)を設置するなどして常に人が集まるような工夫をしている。おそらく、これから大量のアバターをPCの数だけ作って、自分の企業のSIMに常駐させるなどという手法を使う企業も出てくることだろう。このような手法はとても感心のできるものではないし、いずれ取り締まるための登録手続きの厳格化がされるだろうが、今できることを効果的に宣伝の役に立てることもまた選択肢の一つなのかもしれない。

思い返せばウェブサイトの創成期、大手検索エンジンYahooは登録するとその場で登録することができた。一週間ほど「New!」マークとともに上部に表示されて、その後もアイウエオ順で並ぶので「0」や「あ」で始まるサイト名で登録を繰り返したりしたものだ。あの時代にいち早く登録をしてしまった企業は、登録の審査が厳しくなって後発の企業が一生懸命登録申請を繰り返しているときに、顧客を確保できた。今の無法地帯気味なSLの世界もそれに似ている。

そのように今だからできてしまう手法は他にもいくつかある。もう一つ例を挙げるなら、勧誘IM(※5)である。メールの時代がほぼ飽和して、迷惑メールが溢れ返っている現実世界を見ると、SLの世界でいずれ迷惑IMが溢れかえらないわけがない。そして、その手法を使う企業が増えてくると、いずれ「登録した友人からしかIMを受け取らない」という設定ができるようになるに違いない。言い換えるなら勧誘IMなどの宣伝手法が使用できるのもそう長くないかもしれない。ある程度の反感を覚悟したうえなら試みてみるのもいいかもしれない。

つまり、現実世界を見本にしない手はないということだ。そうなると顧客管理ははずせない。なにしろSLでは名前さえ分かっていればプロフィールを見ることができるのだから。すでに一部のカジノなどでは行われている。スクリプトを用いてその場所に立ち寄った人の名前をリストとして保存すること。ひょっとしたらその名前をもとにプロフィールをコピーしてどこかのファイルにまとめている企業もあるのかもしれない。

さて、では実際に今、進出している企業について語ってみる。宣伝をするためには魅力的な商品を格安、または無料で提供するという手法は当然である。そういう意味では日産は車を配布しているし。その一方でトヨタは車をL$300で売っているとか。すでに一部でかなり反感を買っているらしいが。ちなみにリーボックもスニーカーをL$50で売っていた。なにも大企業がたかだか一台、一足、L$300とかL$50で反感を買っても逆に損だろうと個人的には思う。

そんな配布品について思うこと。確かに車はかっこいいし、乗れるとしばらく遊んでしまうものだ。とはいえ、それはすぐに飽きる。スニーカーはしばらくはいているかもしれないが、だれも人の足元などそんなに熱心に見ないものだ。

ではどんな配布品が宣伝効果が高いだろうか。そこでお勧めしたいのがキーボートと呼ばれるもの。チャットのために文字を入力するときだけそのアバターの前に現れて、入力し終わると消える。少しSL暦のある人なら誰でもなにかしらのキーボードをつけているものだろう。そして、それは常にアバターが身体に見につけているものでありインパクトもある。「それカッコイイね」「それ欲しい」などといった会話がされるのもだいたいこのキーボードについてが多い。

また、SLの中にはサンドボックスと呼ばれるものづくり専門に設けられたSIMも多数存在し、そこには常にある程度の人が出入りしている。そんあSIMを見つけたら、そのSIMのオーナーに企業のSIMへのテレポートスクリプトを埋め込んだ看板の設置を依頼してみるのも手かもしれない。特別なこだわりを持ってサンドボックスを運営しているオーナーはまだ少ないだろうし、空いているスペースを有効利用できるのだからオーナーにとっても悪い話ではないはずだ。いずれこの手法も増えていくことだろう。

※1 256メートル×256ートルの土地のことで一つのサーバーが提供している土地。

※2 SLにおける、物体の種類「ファントム」は通り抜けられる物体で、水などに主に用いられる。

※3 座っているだけでお金を稼ぐことのできる椅子。トラフィック(※4)を稼ぐために用いられる。

※4 SLの中で、場所の価値を示す一つの指標。どれほどの人がそこへ出入りするかを数値化したもの。

※5 インスタントメッセージのこと。MSN MessengerやSkypeと似たようなもので、アバター同士が同じ場所にいなくても会話することができる。

参考サイト
株式会社メタバーズ
TheAvaStar

投稿者 masato : 2007年01月24日 16:30
コメント

やはり、Webに関係してる仕事をしていると、考え方や目のつけどころが同じだと感じました☆

特に、キーボートと企業のSIMへのテレポートスクリプトを埋め込んだ看板。
今タトゥーを作ってるから、終わったら取り組もうと思ってた・・・。言っちゃダメよ!!

Posted by: Ryu Borgnine : 2007年01月26日 16:02

>Ryu

ごめんなさい・・・
俺自分では作ることにしか興味ないけど
企業が取り組み始めてから「俺前から考えていたよ」なんて言っても
誰も信じないだろうと思って、ここで主張しておいた。
大丈夫、こんなブログ誰も見ませんから。(笑)
応援していますよ。

Posted by: masato : 2007年01月26日 16:05

メタバーズのSIMで、案内用の掲示板を作っちゃえ〜
そしたら、第一人者になれるよ☆
すくなくとも、メタバーズには一目置かれるでしょ!

>こんなブログ誰も見ませんから。
検索で引っかかるので、見る人がこれからだんだん増えるでしょ〜

>応援していますよ。
ありがとうございます。
アゲハチョウのタトゥーできたので、自分に付けてます。
今度会ったら、胸の谷間にご注目を♪

くれぐれも、エロおやじみたいにジロジロ見ないように!!(笑)

Posted by: Ryu Borgnine : 2007年01月27日 14:24
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