昨日ベスト8が決定した高校サッカー。地元の武南も、魅力的なサッカースタイルを貫く野洲も敗退し、早くも興味は薄れているのだが、それにしてもベスト8を決める8試合のうち5試合がPK戦による決着というのには驚かされた。
個人的にはサッカーのPK戦というものは好きではない。見ているほうは面白いかもしれないし、PKをはずして立ちすくむロベルトバッジョなど、そこから伝説も生まれているが、選手達にとって見ればPK戦による決着は辛いものだろう。何年も努力を積み重ねてきて、それが届かないのであれば諦めもつくし、力を出し尽くした充実感を味わえるかもしれないが、PK戦にはそれがない。居残って何時間もフリーキックを繰り返し練習するという選手は珍しくはないが、ペナルティキックを繰り返し練習する人というのは稀のように思う。
細かい話になるが「PK戦で勝利」という言葉も好きではない。メディアによってはPK戦はすべて「引き分け」という扱いにして、PK戦というのはあくまでもトーナメントの上へ進出するチームを決めるための手段という位置づけをしている媒体もあるが、僕もその考えを支持する一人である。例えるなら「試合は0-0、PK戦で〇〇高校が勝利し決勝進出を決めた」という表現ではなく「試合は0-0で引き分け、PK戦で〇〇高校が決勝進出を決めた」という表現が望ましいと思うのだ。
そんな細かいことにこだわっていても仕方がないので話を戻す。高校サッカーではあっさりとPK戦で勝負を決している一方で、、高校野球の世界では、駒大苫小牧対早実の延長15回引き分け再試合、松坂擁した横浜対PLの延長17回の死闘など、国民の誰もが認めるような名勝負が確実にその歴史に刻まれていく。それと比較するとやはり高校サッカーは見劣りがしてしまう。
新年に開会式をしていた頃とは違って、今は大会中に年を越すことも許されているようだし、もう少し日程に余裕を持って各試合に延長戦を設けてみてはどうだろう。プロの世界では試合中の突然死が過密日程のせいにされている昨今だから反論もかなりあるだろうが・・・。
とりあえず、今のままでは名勝負は生まれない。もちろん試合が長ければいいってもんでもないが・・・。
投稿者 masato : 2007年01月04日 15:18


