さて今日から入院である。朝からまた横浜南共済病院へやって来た。11時頃到着し、受付で名前を告げてしばらく待つと病室に案内された。6人部屋のもっとも入口に近い左側。テレビと冷蔵庫が一人一台づつ備え付けられている。部屋自体はナースステーションから最も遠くに位置していて、それはつまりこの部屋の入院患者は自分の事は自分でできる人だけだということだ。看護師A(男性)の説明によるとブラッドパッチの治療は15時半頃を予定しているという。また、治療後に気分が悪くなる人も多いので昼食は半分程度に控えるように言われた。
昼食がナースステーション前に届いたとの館内放送があり、自分の分を取りに行くとあまりの少なさにビックリ。すべてを食べたところで普段食べている量の半分に満たない。というわけで看護師Aの忠告を無視して完食。ウトウトしながら2時半頃になると、看護師がやって来て、S先生(担当医)に手術が入りそうだから先にブラッドパッチをやってしまいたい旨を告げられる。というわけで予定より1時間程早く治療を行う事となった。
しばらくして処置室に案内されて、そこのベッドに横たわる。体の右側面を下にして膝と頭をつけるようにして丸くなり背中を突き出す。まずは左手に点滴用の針を刺す。
プス
続いて背中に痛み止めの麻酔を注入する。
S先生「今、いい感じで腰を曲げているので、これから麻酔を刺しますけど痛みで腰を引っ込めないでくださいね」
これは4日に受けた脳槽シンチ検査でもやったので予想の範囲内。
プス
看護師達が雑談している。
看護師B(女性)「次の患者さんは三重から来たんだって〜」
看護師C(女性)「三重からブラッドパッチを求めて、いやS先生を求めてかな、すごいですね〜」
なるほど、この先生はそんなにすごい人なのか、運が良かったかも。
S先生「今生理食塩水を注入してまーす。手足がしびれたりとかしてないですか?」
僕「今のところないです。」
麻酔のせいで感覚はないのだか背中にまた針を入れてるのだろう。
しばらくして今度は何か細いもので背中の中をかき混ぜられているような感覚が。(もちろんこれも痛みはないのだが)
S先生「はい、今いい感じで針が刺さってます。あとは血液を入れるだけですよ。」
いい感じ?一体どんな状況なのだろう。背中を見たいような見たくないような・・・・見たくない。
今度は看護師Aが僕の右手をとり採血を始める。
プス
2本分の40ccの血液を採り終わるとすぐに
S先生「では今から入れて行きます」
すると背中に妙な感覚が、背中の一部分が無理に広げられているような、「痛い」というのかわからないがとにかく辛い。
S先生「手足がしびれたりとかしていませんか」
僕「ないです」
S先生「頭に何か抜けるような感じはないですか」
僕「いえ、特には。ただ耳鳴りがしてきたような」
S先生「圧が変わりますからね。辛かったら言ってください」
僕「あ〜、ちょっと辛いです」
S先生「はい、じゃちょっとストップ」
背中の表面近くに注入された血液が少しずつ体の奥の方に染み渡って行くような感覚とともに辛さが軽減。
S先生「大丈夫ですか?じゃ、続いて行きます」
僕「は〜い」
再び同じような感覚が襲う。
S先生「はい、今20ccはいりました、もう一本いきま〜す」
僕「はい〜」
また、再び同様の感覚が。
僕「あ〜、ちょっと辛いです」
S先生「はい、じゃちょっと休憩。今全部で32cc入りました。あと8ccです。どうしても辛いならもう30cc入っているのでここで止めておきますけど」
僕「いえ、行っちゃってください」
S先生「はい、じゃあいきま〜す」
再び同じ感覚が。
僕「あ、辛い〜」(この辺で敬語がなくなった)
S先生「はい、ストップ、あと3ccです。」
僕「はぁ〜、ふぅ〜」(深呼吸)「はい、お願いします」
S先生「はい、じゃあゆっくり行きます。」
・
・
S先生「はい、終わりました、じゃ、絆創膏貼っておきます」
全身、冷や汗でぐっしょり。そのままストレッチャーで病室まで運ばれる。ストレッチャーを押してくれているのは再び看護師A
看護師A「どうでした〜?」
僕「いや〜予想以上に辛かったです」
看護師A「昨日の患者さんなんか5ccぐらい入れたら『もう駄目だー』って言ってましたよ、あはは」
笑えない・・
その後は2回の点滴を受けながらベッドで横になる。この病院では点滴の針は常に左手に刺したままで、チューブ部分のみを変えるようだ。前回のさいたま赤十字病院に入院したときは点滴のたびに針を刺したのだが今回はそれがないのが嬉しい。病院による機器の違いなのかそれとも4年の間の技術の進歩なのか。
夕食前に尿意をもよおして、点滴ごとトイレへ行くが、長くたっていると血液を注入した部分にまた嫌な感覚が起きる。そのためその後はずっとベッドで横になる。夕食を看護師が運んできてくれた。昼食を食べてから箸を洗っていないのだが洗いに行く気力もないので気にしないようにしてそのまま使用。
10時の消灯時間を過ぎると、となりのベッドから強力ないびきが聞こえてくる。どこでもどんな状況でも眠れる僕としては眠るのに支障はないが、起きている分にはイライラさせられる。このいびきで眠れなくなる人ってたぶんいると思う。
なんか今日はクリスマスみたい。そういえばクリスマスって誰かの誕生日だったような・・・そうだ、弟の誕生日だった。とりあえず僕は一人でクリスマスにクルシミマス。
投稿者 masato : 2006年12月25日 23:30


