今月4日に大宮の自治医大病院で脳脊髄液減少症を確認するための脳槽シンチという検査を受け、それによって脳脊髄液減少症であることが確定し治療を受けることになったわけだが、治療を行っている病院は限られており、自治医大の担当医が近場のを候補として挙げてくれた、山王病院、日本医科大学、横浜南共済病院である。山王病院はどうやら保険が効かないらしく治療費が高くつくらしい、日本医科大学はどうやら早くても来年の5月になってしまうそうだ。そして残された横浜南共済病院、こちらは行って診察を受けてみないとどれくらいの時期に治療を受けられるかわからないと言う、というわけで母に付き添ってもらって横浜南共済病院まで行くことにした。
最寄り駅が京浜急行の追浜(おっぱま)という駅なのでJR東大宮駅から湘南新宿ラインで横浜まで行って、そこから京急に乗り換えるというルートを選んだ。母が電車に乗りなれていないということで最も乗り換えの少ないルートを選んだわけだが、電車に乗るにあたって脳脊髄液減少症の症状の一つである乗り物酔いが少し障害となるわけだ。もちろんその症状があるからこのルートを選んだのだが、単純に早く目的地に着けば嬉しいかと言うとそんなことはない、いつ吐き気が襲ってくるかわからない状態においては、長い間止まらない湘南新宿ラインよりも、気分が悪くなったらすぐに降りられる各駅停車の方が気分的には楽なのである。
とりあえず今回は、途中少し怪しい気配を胸の辺りに感じながらもなんとか無事にたどり着くことができた。紹介状を持ちながらも予約無しの初心と言うことで3時間ほど待たされて診察を受けた。担当医はS先生。横浜南共済病院がこの治療を行っているというよりも、このS先生がこの治療を行っていて、最近になって川崎の病院からこの病院に移ったということである。自治医大病院から紹介状と共に渡されたMRI画像と、脳槽シンチの結果の画像を見て、すぐに聞いてきた。
「年内にやりますか」
早くても3月頃だろうと思っていただけに心の準備ができていなかったが、それでも断る理由はないので
「お願いします」
ということで12月25日から27日まで入院することになった。
その後治療ないようについていくつか聞いてきた。治る確率は70%程度だという。僕の症状が始まったのが2年程前であることを告げると渋い顔をした。先生が言うには、症状が出始めてすぐにブラッドパッチの治療を施した人はスパッと綺麗に治ることが多いと言う。ブラッドパッチを施したことによって治るか治らないかは、それによって髄液の漏れが止まるか止まらないかによるものではなく、ブラッドパッチをすれば大抵の場合髄液の漏れは収まるのだという。しかし長い間髄液が漏れていた人は、髄液の循環自体が通常とは異なる流れになってしまっていて、それによって髄液の漏れを塞いだとしても、元の流れに戻るまでに時間がかかったり、いつまでたっても戻らなかったりするそうだ。
さらに僕の今の症状について尋ねてきた。頭痛とめまい、吐き気に主に悩まされていることを告げると、頭痛とめまいであれば治りやすいと言っていた。ちなみに治りにくいのは、味覚がおかしくなっていたり、手足がしびれたりする症状だそうだ。
同じ日の少し前に診察した女性について話してくれた。その女性はフライトアテンダントで乱気流で機体が揺れた際に腰を強く打ち付けて、それから乗り物酔いが激しくて仕事をするのがつらくなったという。そして1週間ほど前にブラッドパッチの治療を受けて、もう全くめまいなどの症状が消えたという。その女性は症状が出てから半年ほどでブラッドパッチの治療を受けたという。
また、4日の脳槽シンチの検査の後に始まった頭痛が治まらないことを言うと、脳槽シンチの検査は髄液を漏らす検査だから、本来はこの検査で髄液が漏れていることがわかったらすぐにブラッドパッチの検査をすることが理想だという。とはいえ自治医大病院側にも、脳脊髄液減少症であることがはっきりしないと紹介状を書きにくいという都合もあったのだろう。
頭痛についてもどこが痛いのか具体的に聞いてきた。耳の後ろあたりであることを告げると、その症状であれば治りやすいということを言われた。もし頭が痛くて、普通の頭痛のように頭を抑えるのであれば、それは脳脊髄液減少症の症状ではないということだ。
入院などの諸手続きについても一通りの説明を受けたあと、心電図と採血と胸部レントゲンを撮って病院を後にした。ちなみに最近、この脳脊髄液減少症が注目されているのは10月から保険の適用外になることによるものだが、この日の診察にも保険は適用されていたし、4日の脳槽シンチの検査でも保険は適用されていた。この日の先生の話にも保険が効く効かないについての話はなかった。
投稿者 masato : 2006年12月20日 23:42


