2006年10月29日

履修漏れ問題

高校の必修科目履修漏れ問題が予想以上に波紋を広げているようだ。受験生達のことを考えると何も受験間近のこの時期に表沙汰にしなくても良かったのではないかという気もするが、公になってしまった以上対応せざるを得ないのだろう。

この問題は1年もすれば収束するだろうが、学習指導要領と受験科目の間に挟まれた高校のジレンマは消えないに違いない。一流の大学の合格者数がその学校の評価に直結するからだ。視点を変えれば出身大学を重視する日本の社会が生み出した問題と言えるかもしれない。

しかし、ここまで生きてきて僕は思う。出身大学というブランドに頼って一生を送る人はどれほどいるのだろう。確かに新卒入社の際は出身大学名は大きく採用・不採用に影響を与えているし、最初に入った業界内での転職にも大きな力を発揮するだろう。しかし今はそんな生き方ばかりじゃないはずだ。突然自分のやりたいことに気付き違う業界へ転職する人。自然の魅力に気付き離島に移り住む人。理想の生き方を探し求めて転職を繰り返す人。会社と言う組織に縛られるのを嫌い、フリーになる人。少なくとも僕の周囲にはいろんな生き方をしている人がいる。

確かにそこに安定はないかもしれないが、僕にはそんな生き方の方がずっと魅力的に映る。そして仕事という狭い世界に固執しないそんな生き方にこそ、幅広い知識が必要なのだ。世の中がそんな生き方に魅力を感じるようになれば問題は少しずつ消えていくことだろう。

そんな時代は当分来ないとは思うが。

投稿者 masato : 2006年10月29日 13:29
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