2006年09月11日

日本の将来

将来の日本には永世中立国のような自立した国家を目指して欲しいと考えている。現在の日本の何が嫌かというと、やはりアメリカの防衛力に頼っていることもあり、アメリカの顔色を伺うような外交をせざるを得ないことが一国民として悲しいのである。正しい行為には「正しい」と、間違った行為には「間違っている」と発言できる国になって欲しいものだ。

永世中立国とは将来もし多国間で戦争が起こっても自国は中立の立場である事を宣言し、他国がその中立を保障・承認している国のことである。人によっては「永世中立国」という言葉から平和な印象を抱くかもしれないが「非武装中立国」とは大きく異なる、永世中立国とは軍事的な同盟国がないことから、他国の軍事攻撃に遭った場合でも自国のみで解決しなければならない。つまり強力な自衛能力を必要とするのである。

一部で非武装中立を唱える人もいるが、この意見には同意できない。「武装しないことが平和への近道だ」と言いたい気持ちも分からなくはないが、それは理想に過ぎないと感じる。国家も人間が動かしているもの。国によっては一人の人間の意志で動かせる国家も存在する。つまり人間関係と同じように見つめることができるのではないだろうか。非武装中立を唱える人にはぜひ尋ねてみたい。武装しないことが平和への近道なら、なぜ無防備な人間が襲われる事件が絶えないのかと。なぜ弱い女性や子供が襲われる事件が絶えないのかと。残念ながら世の中に存在するのは善人ばかりではない、一部ではあるが強盗もいれば、殺人者もいる、そこまで極端ではなくても50人も集まれば弱い者いじめをする者は必ずいる。国と国の関係においても同じことが言えるのではないだろうか。

さて、日本が永世中立国となるためには日米安全保障条約の締結は必要不可欠だろう。というよりも個人的にはそれを一番望んでいる。もちろんそれによって防衛力以外の弊害も出てくる。アメリカの最先端軍事技術を取り入れることができなくなるという点だ。そこは日本の国内の技術に期待するしかない。

さらに、永世中立国となるためには国際連合も脱退すべきなのだろう。ただ、この部分に関しては自分の意見はまだ定まっていない。「自国を守るためではなく世界平和を守るために国際連合に加盟し続けて欲しい」という気持ちもあるが、国家規模でそのような正義感を貫くことに抵抗も感じる。国家規模であれば「自国さえ守れれば他の国はどうなっても良い」という考え方も許されるような気がするのだ。そこは国際連合に加盟していることで生じる分担金や軍事費などが国民に強いる負担にも大きく左右される問題だろう。

先ほども述べたがそのような日本の将来のためには充分な自衛能力が必要である。正直「充分な自衛能力」というのがどの程度のものかは想像するしかない。現在の日本の軍事費は4兆8500億円でアメリカ、イギリス、フランスに次ぐ世界第四位、自衛隊員は24万人と言われている。これが自衛能力として充分と言えるのだろうか。世界第四位の軍事費が充分でないとは考えにくい。ただ、自衛隊員数についてはどうだろうか。参考までに近隣諸国の軍隊と比較してみる。韓国は69万人、中国は正規軍だけで30万人、北朝鮮は110万人と言われている。このことを考慮に入れるとやはり充分とは言い難いだろう。現状の制度で自衛隊員を増やすことが困難であれば、兵役義務を課してもいいように思う。ただ、その場合は同時に良心的兵役拒否権も認めて欲しいと考えている。良心的兵役拒否者には社会福祉活動や環境保護活動を義務づけるのがいいのではないだろうか。

さて、自衛隊について触れたので、最後に憲法第9条についても触れておきたい。改正論議が盛んだが個人的には改正する必要はないと考えている。とりあえず問題の第9条をもう一度見直してみる。

第9条 日本国民は、平和と秩序を基調とする世界平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2
前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

繰り返しになるが、自衛隊の存在は必要だと考えている。だが第9条を普通に読む限り自衛隊の存在は認められていない。それでも改正は必要ないと思う。なぜなら政府が「自衛隊は国際紛争を解決する手段のための戦力ではない」という解釈で自衛隊の存在を認めているからである。その解釈に正直違和感は拭えない。ただ、その解釈によって既に自衛隊の存在が認められている以上、わざわざ憲法を改正する必要はないという考えである。必要迫られたわけでもないのに憲法を改正することは憲法の信頼性を失わせかねないと思うのである。

ちなみにこれは憲法の範囲からは逸脱するのだが、自衛隊の自衛のための先制攻撃は認める方向に変わって欲しいと思う。ここで言う「自衛のための先制攻撃」とは戦闘機を飛ばして敵国のミサイル基地を爆撃する、とかそういうことではなく、領空侵犯や領海侵犯に対しての先制攻撃を認めて欲しいというものである。

これだけの内容を書く際にもいろいろ調べ、自分の無知さを改めて実感した。恐らくまだ考慮されていない事も多々あって、ツッコミ所が満載だろうと予想している。それでも今自分の中にある考えをまとめておきたかった。また知識を積み重ね、考えが変わったら同じようなテーマで書くことにする。

投稿者 masato : 2006年09月11日 14:11
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