2005年07月25日

コメントの責任

土曜日の夜の教育テレビで放送されていた「オレを覚えていてほしい」という番組。意図せず部屋の中で流れていた。内容はというと、肺ガンで余命2年と宣告された奥山貴宏さんが、自分の「死」を受け入れ、その最期の生き方を模索し続け、その過程を闘病日記としてブログに書き続ける様子と、その最期をリアルに写したドキュメンタリーだった。

生前の彼がなにかの番組に出ていたのを記憶していて「あぁ、こんな人もいたな〜」と思ったのと同時に、それでもその事実をすっかり忘れていた自分の薄情さに少し驚く。なんにしても見ているうちにどんどん視界がぼやけていくような内容だった。

驚いたのは、彼がブログに書き込むことに対して書き込まれる読者のコメントの量だ。「がんばれ!」とか「あと少し」とか「もう一年頑張ってください」とか。読者の誰もが自覚していたと思う。「死を目前にした彼の気持ちが自分にはわからない」ということを。それをわかっていながら簡単に(悩んだ末なのかもしれないが)コメントを残していることに、この読者たちは自分のコメントに少しでも責任を感じているのだろうか・・?と思ったのだ。少なくとも僕にはできないだろう。自分の残したコメントが彼にどんな影響を与えるかなんて、彼の気持ちがわからないのだから想像できるはずもない。

とはいえ、人とのコミュニケーションを円滑にすることに重要なのは、コメントに対する責任を意識しないことなのかもしれない。そんなことを頭では考えながらも、今日も友人のブログにコメントを残しかけてはやめる。また少し無口になる。

投稿者 masato : 2005年07月25日 21:16
コメント

マサトさん。
これって「奥山貴宏」さんのこと?いみじくも今日 彼の本を持ってる派遣の子がいたのでちょい借りてみました。
どんな人たちがこの本買ってるんですかね?

Posted by: pioho : 2005年07月26日 22:11

あ、ホントだ。
漢字間違えてますね。
さっき直しました。

こういう状況に追い込まれた人間がどんなふうに
物事を見つめるのかというのは誰しも興味があることだとは思いますけどね。

Posted by: masato : 2005年07月26日 22:19
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