2005年07月23日

コーディネート

一ヶ月ほど前のこと。渋谷から田園都市線に乗ろうと思ったら、「渋谷」の典型的ともいえる女性がホームを歩いていた。年齢は20代前半か、ひょっとしたらまだ10代。腰まで届く茶髪と日に焼けた肌。ピンクの半そでTシャツ。ベルトとパンツは白だったかな。全身完璧ともいえるコーディネートである。僕の注意をひいたのは、肩から提げている黒っぽいバッグの中から顔と前足を出した茶色のミニチュアダックスフントだ(犬のカラーの種類ではレッドというらしい)。大人しく、どちらかといえば不安そうな顔でその瞳は行き交う人の流れを見つめていた。

彼女の上から下まで完璧ともいえるコーディネートが違和感として僕の中に残った。黒っぽいバッグ、きっと他にもいろんな色のバッグを持っているのだろう。気に入ったバッグは週に3,4回活躍して、気に入ってないバッグはタンスの奥でもう何年も眠っているのかもしれない。シャツもパンツも同じようにたくさんある中から毎日選抜されることだろう。そして、犬は?犬もレッドとクリームと、ブラックがあって(いて)、今バッグの中から顔を出しているレッドは今日のバッグの色とあわせてコーディネートされたのかもしれない、そして、あまり気に入っていないクリームはもう何年も部屋の隅の犬小屋で眠っているのかもしれない。

あまりにも完璧にコーディネートされた姿が僕にそんなイヤな想像をさせた。少なくともその女性の身に着けているものの金額と比較したら、そのミニチュアダックスの占める金額は大したものではないだろう。

投稿者 masato : 2005年07月23日 22:41
コメント

えー、生身の犬を…そんなバックの中に
窮屈そうで、何だかカワイそう。
犬を連れいているのは、1つのファッションとしてなんですかね、それとも、離れるのがかわいそうだからなのか?

Posted by: じゅん : 2005年07月24日 00:40

すごい可愛いかったんだけどね。
1つのファッションみたいに見えてしまいましたよ。
錯覚であって欲しいですね。

Posted by: masato : 2005年07月24日 22:21
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