横浜に行く用があった。せっかく横浜まで出るので、今日もどこか普段行かないところへ行こうと思って考えた。そして突然、氷川丸が見たくなった。というわけで山下公園に行くことにした。
石川町駅で降りて、山下公園まで歩く。今にも泣き出しそうな空だった。傘を持っていなかったが、降り始めたらどこかで止むまで雨宿りすればいいと思っていた。特別急ぐ理由のない僕の強みである。15分ほど歩いてようやく山下公園に到着。そして氷川丸の前に立つ。ちょっと感動。過去にも何度か見る機会はあったが、その頃は何も知らなかった。今は、この船が太平洋戦争中に頑張ったすごいヤツだということを知っている。だからこそまた見たくなったのだ。ちなみに氷川丸の名前が僕の出身地の大宮の氷川神社から取っているという点も親しみを覚える。
その後、山下公園をみなとみらい方面へ歩く。途中、休憩所でトイレに行ったら、隣でペットボトルに水を汲んでいる青年がいた。青年・・といっても中学生か高校生ぐらいにしか見えない。休憩所で缶コーヒーを飲んでいたらその青年が休憩していた。脇には大きなバッグと紙袋を置いてある。紙袋の破れ具合から夏休み限定の家出青年と想像した。もちろん真実はわからないがそれほど外れてはいないだろう。
休憩所の別の一角では正真正銘のホームレスがタバコを吸っていた。長いヒゲと日に焼けた顔。どんな生き方を経て今に至っているのだろう。家族はいるのだろうか。最後に風呂に入ったのはいつなのだろうか・・・まったく想像もつかない。
さらに休憩所の前には、スピーカーから音楽を流したまま、その横に座り、頭を膝の間に挟んで地面を見つめている人がいた。何かの演劇の告知なのか、宗教の勧誘なのか、仕事なのか趣味なのかボランティアなのか・・・その人の境遇を想像しようと試みたが、こちらも僕の浅い人生経験では想像のつかないものだった。
その後は赤レンガ倉庫、タイムズスクエアと経由してみなとみらい駅まで歩いた。途中、会社の同僚から電話があった。僕の代わりに仕事をしていて、分からないところを尋ねる電話だった。頑張っているらしい。僕が経営者だったら自分みたいな我の強い社員はさっさとクビにして、人件費が安く素直な彼を使うだろう、と思った。
不思議と内容の濃さを感じる1日だった。
投稿者 masato : 2005年07月22日 23:51


