氷山に激突して1時間半すでに船は沈みかけて、もう助かる可能性はほとんどない。甲板では、なにがなんでも救命ボートに乗ろうとする人たちでごった返す。その一方で、静かに子供たちの寝顔を見つめながら死の瞬間を待つ母親がいた。自分の作った船と一緒に死の瞬間を迎えようとした男がいた。救命胴衣をつけることを拒んで、最後まで紳士としてみだしなみにこだわって死を迎えることを選んだ老人がいた。映画「タイタニック」のワンシーンである。僕はあのシーンが好きだ。
映画だからそんなふうに登場人物がカッコ良く描かれているのかもしれないが、死が迫った瞬間。人間はどんな行動をするのだろう。僕は思う。世間で思われている程ジタバタしないのではと。最後ぐらいカッコ良く死にたいとか、自分の人生という作品が完成する最後の瞬間こそ自分にとって納得の行く形で終わらせよう。そう考えて行動する人間は世の中には意外とたくさんいるのではないか。もちろん僕自身もそんな行動ができると信じている。
だから脇役たちにもしっかりした人間性を植え付けて描かれたあのシーンが好きだ。
投稿者 masato : 2005年01月15日 00:38 | トラックバック(0)私も、この映画の、どのシーンよりもこのシーンが一番好きで印象に残っています。
自分も最期はこうありたいと思うけれども、実際はジタバタしてしまうのかなとも思う。
こればっかりは体験した事がないので、自信がないなあ・・・もちろん経験はできないしね。
Posted by: ハチ : 2005年01月15日 01:58自分は最後の最後まであきらめずに何とか知恵を絞るかな・・・。どちらかと言うとかっこよく死を迎えるより、せこい手で生き残ってしまう方かもね〜。
Posted by: K.S.K. : 2005年01月15日 06:10ジタバタしちゃうだろうなあ・・。
でも時々現れる冷静な自分が、
「眉毛あるかなあ・・。下着はキレイ?」とか
考えちゃいそうです。
>ハチ。
たしかに実際経験した人はそうたくさんいないからね。
でも、映画を見ている自分達の目のように、
普段の生活の中で未られていても恥ずかしくない行動は常にしていたいね。
砂漠のど真ん中で誰も見ているはずがないとしても。
>K.S.K
ジタバタしないのと生きることに執着しないのは同義ではないからね。自分も醜くなければ生きることを諦めないさ。
>みら
下着?眉毛?
それはまた変わってるな。



