社会人1年目、ネットワークエンジニアという職業に就いていた。毎日、打合わせや、提案書づくり、ルータの設定に追われていた。休日出勤も3週間に1回ぐらいで、それでも使い切れないぐらいのお金が貯まった。誰がやっても同じものができる仕事の性質にやりがいが感じられず、一人暮らしを始められるだけの貯金がたまって何をやっても親に迷惑をかけない条件がそらったのと、なにかしらデザイン関係の仕事がしたかったこともあって、とりあえず会社を辞めてみた。2000年の春のことである。
結局アルバイトとして、ウェブデザインの会社に勤めることになった。SEからデザイナーへの転職。時給1,000円で1日8時間、毎月15万程度の収入で、ヘタをすると前の会社の半分だった。今考えると信じられないような貧乏生活だった。あれから4年。何度か会社を移りながらも、デザインのセンスやプログラムに関する技術も身につけ、やっとそれなりの収入を得られるようになった。
アルバイトとしてこの仕事を始めた頃、一緒に仕事を始めたUさんという女性がいた。4才年上で当時28才の彼女もまた未経験からのデザイナーへの転職であった。
先日、僕は誕生日を迎えて28才になった。当時の彼女と同じ年齢である。まだまだやりたいことは山ほどあるが、今、月給15万の貧乏生活に戻ってまで追い求めたい夢は、残念ながらない。見栄やプライドが少し邪魔をするのだ。
Uさん、あんたはスゴイ!女性でその年齢で自分の行きたい道を諦めないその姿勢はスゴイ。4年後の今になって、少し尊敬するのだ。
投稿者 masato : 2004年08月13日 04:48 | トラックバック(0)


