「島の規則」という古生物学における法則がある。島に住んでいる動物と大陸に住んでいる動物とでは大きさに違いが見られるという法則である。例えば島に隔離されたゾウは、世代を重ねるうちにどんどん小型化していき、逆にネズミやウサギのように小さな動物は島では大きくなっていく。
なぜこのようなことが起きるかというと、ゾウ他の動物に食べられたりしないように大きな体をしている。ネズミば天敵から身を隠すために小さな体をしている。しかし隔離された島では餌などが限られているために捕食者がいるとは限らない。捕食者がいないのであればゾウは骨格に無理してまで大きな動物で入る必要はない、ネズミもそこまで小さな動物でいる必要はない。こうして島で世代を重ねるうちに普通の大きさに近付いて行くのである。
人間の生活にも同じような「島の規則」があてはまる。島で生活する人間は変わったことを考えようとすると周囲から白い目で見られ、仲間はずれにされる。そのために次第に普通の考えを持つ人間になる。逆に大陸に住む人間は周囲から白い目で見られて生活しにくくなったら誰もいない土地に移り住むだけである。
だから「島」の日本には極端な馬鹿もいないが天才もいない。日本には何年経ってもアインシュタインは生まれないのである。
ふとしたことから3月21日にフルマラソンに挑戦することになった。42.195km。その先にはきっと何かが待っているからだ。正直、マラソンを楽しんでいる人は信じられない。ただ走っているだけで何がおもしろいのだろう。つらいし、孤独だし、横っ腹痛くなるし、サッカーや野球などのようなスポーツと比べるとやはり退屈なスポーツだ。しかし、それでも走り続ける人がいる。それにはそれなりの理由があるのだろう。
42.195km。完走できたとして、そのとき「もう一度走ってみたい」と思うか、「もう二度と走らない」と思うかはわからないが、きっと言葉では言い表せない何かがあるはずだ。



