都心で生活をしているとホームレスなどをよく見かける。都心にホームレスが多いのは食物の確保が容易なことや暖かい寝床があることが挙げられるだろう。
彼等が何故ホームレスとして生活するようになったのかにもいろいろな理由があるのだろう。一度ホームレスになってしまうと働きたくても働けないと言うのが現状なのではないだろうか。なぜなら、今の日本では保証人がいなければ部屋を借りることもできない、そして、固定した住所がなければ働くこともできない・・・そうやって社会から遠ざかって行くのだ。
そのような状況の中、2003年9月11日大阪を中心に「ビッグイシュー」という雑誌が発売された。
この雑誌の特徴と言えば、ホームレスしか売り手になれないということだ。「ビッグイシュー」を販売したいホームレスは最初に10冊だけ無料で受け取り、1冊200円で販売。そしてその後はその売り上げの2000円を元手に定価の45%(90円)で雑誌を仕入れて、再び販売することにより55%(110円)を収入とすることができる。その繰り返しである。
すでにロンドンで大成功したこの試みは日本ではどのような影響を与えるのだろうか。どうやら最初の売り上げは好調らしい、しばらく興味を持って見ていたいと思う。
ただ、買い手側の自分達もこの「ビッグイシュー」をホームレスへの同情から購入するようでは意味がない。「ビッグイシュー」を読みたいから購入する、という形にならなくては。そして、汚くて近付きがたい人よりも、清潔そうでな人からの購入をするというように自分に正直な買い方をして欲しいものだ。そうすることによって、売り手となったホームレス達も自分の収入を得るためのいろいろ考え、工夫することになるだろう。そうやって少しづつ競争社会の仕組みの中に戻って行くのだ。
さて、とりあえず最初の一冊は興味本意で読んでみたいものだ。その後買い続けるかどうかは、内容次第、売り手次第といったところだな。早いところ恵比須で売り出さないだろうか。



