2013年1月アーカイブ

2013年1月17日

発音 「walk」の「オー」

今回も発音の話。英語の勉強を始めたばかりの人と話していてわかりにくいのが「work」と「walk」の発音。おそらく話している本人もその違いをはっきり認識していないのかもしれない。発音記号をみると「work」は(w?'?rk)「walk」は(w?'?k)である。

前回の記事で描いたように「work」の(?'?r)の音は「アー」ではなくむしろ「ェア」だと覚えていれば「work」に関しては問題ないはず。むしろ「walk」の(?'?)の発音が意外と厄介。「work」と「walk」であれば聞いているほうもそれほど混乱しないが、「bald」(b?'?ld)と「bold」(bo'uld)だったりすると意味的にも「はげ頭の」と「大胆な」なので一歩間違えると命取りである。(笑)

(?'?)は、発音としては「オー」と教わったかもしれないが、「アオ」に近い発音をしたほうが無難だろう。そのほうが(o'u)との違いが明確になりやすい。個人的にはイギリス英語のほうがより(?'?)を「アオ」と発音することが多いようだ。(実際、これを僕に教えてくれた人もイギリス人である)

walk→「ワォク」
because→「ビカォズ」
bald→「バォルドゥ」

どうだろう。これで(i)と(?'?r)と(?'?)の発音が改善されたはず。常に意識して発音できるようになれば、かなりネイティブっぽくなるはずだ。しっかり発音記号まで見るようにしよう。

2013年1月15日

発音 girl と star の「アー」

今回も発音の話。たとえば次の2つの単語の発音

star
girl

両方ともすでに日本語にもなっていて、カタカナで書くと「スター」と「ガール」で「アー」の音は同じように見えるかもしれない。しかし、実際にはこの2つの発音は異なるのだ。

何よりも発音で大事なのは、正しい発音をするよりも前に、「違う発音」は「違う発音」と意識して発音することだ。

たとえばアメリカ英語とイギリス英語で発音が違う部分はいくつもあるし、同じアメリカ、イギリス国内でも地方によって発音は異なる。そんな異なる発音の人同士が出会って会話をすると、もちろん最初は戸惑うが、時期に慣れる。なぜなら話しているうちに「この人はこの音をこういう風に発音するのか」と、その一貫性が見えてくるからである。

しかし一貫性のない発音をしていると相手は永遠に混乱しつづける。たとえば、「girl」の「アー」と「star」の「アー」を同じように発音していたりするなど。

次の2つの単語はもっとわかりやすいかもしれない

star
stir

あまり馴染みがないかもしれないが2つ目の単語もすでに日本語になっている「ステア」「かき混ぜる」という意味で、カクテル作りなどの経験がある人は「シェイク」「ステア」というように作り方の一つの言葉として定着している。

さてこの「stir」の「エア」がgirlの「アー」と同じだと言ったら、「girl」に対する考え方も少しは変わってくるだろうか。実際にそれぞれの発音記号を見てみよう。「stir」(st?'?r)、「girl」(g?'?rl)。どちらも(?'?r)となっている。この発音は「アー」よりも「エア」を滑らかに発音するイメージである。


つまり「girl」は「ガール」ではなく、どちらかといえば「グェアル」なのである。

よく使う単語のなかで同じ発音は「work」にも言える。「work」も「ワーク」というより、むしろ「ヲェアク」である。

他にもworldなどがこれにあたる。今まで漠然と「アー」と発音していたものが本当にそれであっていたのか見直してみよう。


2013年1月 3日

東京英会話倶楽部

英語に限らず、言語の上達には話すのが一番。自己紹介のフレーズを一通り覚えたら英会話サークルに参加するのをお勧めする。というのも、やはり誰かと話すと「もっと思いを伝えたい」と思うだろうし、また同じように英語を勉強している人にも出会えるので刺激になるし、お互い勉強法も教え合えるはず。

ここ5年ほどそこらじゅうの英会話サークルに顔をだして、それぞれのいいところ悪いところが見えてきたので、少しずつ紹介していきたいと思う。

今回は最初なので、おそらく「英会話サークル」と検索すると最初に引っかかる「東京英会話倶楽部」から。

こちらは都内だけでなくそこらじゅうで毎日開催されいているサークル。参加料は500円。テーブルは初心者テーブル、初中級テーブル、中上級テーブルに別れていて、MCと呼ばれる進行係が全体を仕切っている。ネイティブスピーカーは参加費が無料となっているのだが、ネイティブスピーカーがいることは残念ながらほとんどない。ある意味初心者にとっては気楽かもしれない。

どの会場も同じメニューに沿って勧められる。まず最初は「Break the Ice」と呼ばれるもので、向かい合った人と1分ずつMCが与えるテーマについて一方的に話す。この間、聞いている人は聞き役に徹する。テーマはその季節にあったものが多く、例えば「花見について」とか「バレンタインについて」とか、話慣れないテーマになると上級者でも意外と難しい。

その後は「Group Talk」とよばれて、50分ほど同じテーブルの人で会話する。通常は順番に英語で自己紹介しながら進める。もちろん質問があればその人にどんどんしていっていいし、会話が自己紹介からそれてもまったく問題ない。おそらくこの時間がメインといっていいだろう。

次は「Group Work」とよばれる時間で20分ほど。MCが配るプリントに同じテーブルの人で英語で話しながら進める。まれにであるがかなりレクリエーション色に富んだものもある。 個人的に好きなのは封筒のなかに英語の単語の入っているもの。一人がそのなかから紙をひき、その紙にはある単語が書いてあって、その単語を使わずに英語でヒントをあたえてその単語をあてさせるゲーム。例えばその単語が「Earthquake」だったら、「It is one of a natural disaster. You experience sometimes.」というように英語で説明するのだ。 同じように有名人の似顔絵が書いた紙がはいっていて、その有名人が誰かを英語でヒントをあたえるものも面白いと思う。 

最後は「1対1トーク」というもの。番号の書いた紙が各自に配られ、同じ番号の書いた人同士でペアになって15分ほど英語で会話をする。このときだけは、レベルが関係なしに紙が配られるので、上級者と一緒になったら教えてもらうつもりで、初心者と一緒になったらゆっくり話してあげるべきだろう。 以上、全体では2時間弱で、会場によってはその後一緒に食事にいくことが常になっている場所も多く、英語の上達だけでなく、交流や知識を広げる場所としてもお勧めできる。

MCの裁量によって4人テーブルにしているところもあれば6人、7人テーブルにしている会場もある。どちらにもメリットでメリットあり、やはり人数が少ない方がたくさん話す事ができるが、会話が続かないような面子になったときにつらい。人数が多いと会話がなくなるということはないが、逆に話し足りないということもある。 また、参加している年齢層が幅広いので、一緒のテーブルになったメンバーによってはなかなか共通の話題が見つからない事もある。会場によっても年齢層に違いがあり、個人的には自由が丘や下北沢、吉祥寺あたりは年齢層が比較的若かった印象を持っている。

僕は基本的に週末に参加しているが、平日は聞いたところによると仕事帰りに寄る人が多くてどうしてもビジネスよりの会話になりやすいとか。 料金的には毎週通ってもそれほど厳しくないはずなので、選択肢の一つに入れておいたらどうだろう。

このアーカイブについて

このページには、2013年1月に書かれたブログ記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2012年12月です。

次のアーカイブは2013年3月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。