洋書_Nora Robertsの最近のブログ記事

オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
犯罪者である父親を持っているという過去を捨てて、新しい場所で自分の店を開いていたLaine Tavish。ある日、彼女の店に年老いた男が訪ねてくる。一方ニューヨークでは2800万ドルのダイヤモンドが盗まれたという。

恋愛小説のベストセラー作家NoraRobertsの作品。Laineの父親が絡んだダイヤモンドの強奪によってLaine自身も犯罪に巻き込まれていく。一方で保険会社に雇われて、ダイヤモンドを取り戻そうとする私立探偵のMax。Maxはダイヤモンドのありかを探るために娘のLaineに近づく。

なんといっても犯罪者の娘という設定が面白い。それゆえに物語中で見えてくる、Laineの賢さやしたたかさが彼女自身を魅力的に見せてくれる。終盤、Laineは数年ぶりに、今も犯罪を続けている父親と再会する。そこで、まだ子供だと思っていた娘が、自分の店を持ち、自分の人生をしっかり生きている姿に、ショックを受けながらもどこか誇らしげな父親Jackの態度が印象的である。その一方で、娘のLaineに会いに行くための交通手段としてさえも、車を盗み、娘にしかられる父親のやりとりもほのぼのとしていて一つの見所と言えるだろう。

「車を盗んで、その車で私の家まで来たのね?」
「どうすればよかったんだ?ヒッチハイクか?」

父親のJackが犯罪者でありながらも憎めないのは、やはりその犯罪を通じて人を傷つけたり、被害者の人生に致命的な傷をつけるような犯罪はしないという哲学のせいだろう。ルパンやキャッツアイなど、多くの英雄的に犯罪者が持っている哲学でありがちではあるが、読者を引き付けるためには必要な要素なのだろう。

それにしても、J.D.Robbs(Nora Robertsがサスペンスを書くときに使用している名前)の著者名で書かれている巻末のエピソードが物語を複雑にしている。一体これはどういうことなのか。誰かの解説が欲しいところだ。

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