ダン・ハースの最近のブログ記事

オススメ度 ★★★★☆ 4/5
人間は正論をぶつけても動かない。なぜなら人間は「感情」で動く人間だから。そんな視点から組織や人を変えるための方法を語る。

冒頭で本書は述べている。人や組織が変われないのは、私たちのなかで「像(感情)」と『像使い(理性)」が戦っているからだと。怠け者で気まぐれな「像」と計画的な「象使い」が協力し合う事で初めて人間は変化を起こすことができるのだ。

例えば、やせたい人間に、「運動をしろ、食事を減らせ」というのは簡単だし、そんなことができればやせる事は本人にもわかっている。でも理性ではわかっていてもできないのが、「感情」を持つ人間なのである。それでは像(感情)に訴える方法とはどんなものなのだろうか。本書はそんな、像(感情)に訴えて成功した例をいくつも挙げている。どの例も興味深く、次第に像(感情)に訴える方法がわかってくるだろう。

そのうちの一つは、「1から始めなければならない」と思う場合と、「すでに途中まで達成している」と感じる場合とでは人の行動は異なるというもの。例えばすべてのスタンプ押したら特典が得られるポイントカードで、10個のうち2個すでに押してあるカードを渡された客と、1個もスタンプの押されていない8個で満杯のポイントカードを渡された客とでは、貯めなければならないスタンプの数は同じ8個でも達成する可能性は大きく異なるという。また、普段の仕事で多くのカロリーを消費していると教えられた家政婦とそうでない家政婦とではその後の体重の増減に明らかな違いがあるという。

職場の部下や子供の教育、会社のポリシーへの影響、ビジネスにおけるユーザーへの対応など、さまざまな場所に応用できそうな内容で詰まっている。

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オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
重要でもないのに人々が何年も語り継ぐ都市伝説と、重要で広まって欲しいのにすぐに忘れ去られてしまう物語の違いは一体なんなのだろう。アイデアに普及力、影響力を与えるための方法を研究した著者がその内容を語る。

著者の説明によると力のあるアイデアは次の6つの要素を満たしているという。

単純で、意外性があり、具体的で、信頼性があって、感情に訴える物語(Simple Unexpected Concrete Credible Emoritonal Story)

頭文字をとるとSUCCESsとなる。本書ではそんな6原則について、例を交えながら説明する。アポロ計画の成功や「知の呪縛」など、有名な話もあれば、初めて聞いた話もあった。本書で説明されている内容を、本当に伝えたい話をするときは意識してとりいれてみるといいだろう。

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