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オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
第138回直木賞受賞作品。

婚約者と結婚することになった花(はな)。長年一緒に過ごしてきた養父の淳悟(じゅんご)ともこれからは別々に生活する事になる。そんな微妙な親子の関係を描く。

序盤は花(はな)の、社会人であるにも関わらず、若すぎる父親淳悟(じゅんご)との親密な関係が同僚たちの目から描かれる。そして、物語が進むに従って2人の持つ過去が少しずつ明らかになっていくのである。

個人的にはあまり印象的といえる箇所はなかった。というのも親子の禁断の関係というのは、昨今ではあまりにもそこらじゅうで使われており、特に新しさを感じないのである。

むしろ花(はな)が奥尻島の震災孤児という設定なので、その2年後に起こった阪神大震災によって、人々の記憶から薄れてしまった災害について再び目を向けさせてくれた点が印象的である。

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