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オススメ度 ★★☆☆☆ 2/5
10歳の礼乎(れお)は学校からの帰り道に近所の男に殺される。捜査を開始する警察と事故を隠そうとする犯人。事件の周囲の人々を描く。

新しいのは、殺された少年礼乎(れお)が魂となって浮遊し、自分の殺された事件を解決する様子を見ようとする、その目線で物語が展開する点だろう。多くの人の心の声が聞こえるから、物語の目線がいろんな関係者に移っているように感じられるが、実際は一貫して魂となった礼乎(れお)目線なのである。

内容はというと、悲しいほど自分勝手で醜い人間たちのオンパレード。犯人はもちろん、警察や被害者の家族たちや街の人たちまで。誰一人感心できる登場人物など出てこない。読んでいるうちに疲れてくるような内容である。最近、こういう人間の醜さだけを見せる物語が増えた気がするが気のせいだろうか。

ひょっとしたら最後に何か面白い展開が待っているかもしれない、と最後までがんばって読んだが残念ながら期待に沿うものは最後までなかった。ひらがなと擬音の多い文章のせいで、ページ数ほどに時間がかからないが、中身も濃いとはいえないだろう。

とはいえ、本作品を評価する人もいるらしいので、人によっては絶賛するようなものなのかもしれない。

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