*****管理者より*****の最近のブログ記事

このサイトは今まではフィクションのみの感想を書くというコンセプトで進めてきたのだが、今年からはノンフィクションについても書いていこうかと考えている。

というのは、フィクションでもお面白い作品というのは必ずといっていいほど現実を取り入れているし、実際、作家でいえば横山秀夫は新聞記者だからこそ、「クライマーズハイ」の中の新聞社の様子があそこまでリアルに描かれるのだと思うし、藤原伊織は広告代理店に勤めていたからこそ「シリウスの道」で描かれる職場の様子はリアルなのだろう。池井戸潤の「空飛ぶタイヤ」もフィクションではあるけれど、現実の事件をもとに描いていることは明らかである。海堂尊も医者だからこそ、日本の医療の問題点を小説に落とし込むことができるのだ。

そう考えると、フィクションとノンフィクションの境目は面白い小説ほど曖昧であり、そんな現実を描いた小説に影響され、そのことについて「もっと知り合い」と思って新書などを手に取ることも少なくないのである。

つまり、別に自分の中でフィクションとノンフィクションの間に線を引く必要はなく、読んだものに対して、自分なりに消化する場になればいいのではないかと思い始めたのである。

知りたいことがはっきりとしていれば、それに関する専門書を読めばいいだろう。しかし人生における視野を狭めないためには、多くの情報やなにか新しい興味をかきたてるような状況に常に自分をおいておきたいものだ。多くの人はそのためにテレビを利用しているのかもしれない。確かにテレビは多くの情報をもたらしてくれるが、決して見ている人のペースにあわせてはくれない。何か印象的なことがあっても、その瞬間にメモにでもとらなければさっさと通り過ぎていってしまう。

だからこそ、自分のペースにあわせてくれて、かつ多くの新しい知識や刺激を与えてくれる読書は僕にとって大切な時間なのである。

しかし、ある時気づいた。

読んでいる最中にものすごい多くのことを感じているはずなのに、読み終わってしばらく経ったらその内容の多くを忘れてしまっている。多くの知らない言葉が出てきたにもかかわらず、それを知らないままで今までと同じように生活している。かといってそう気づいたときに改めてその本を読み直しても初めて読んだときのような感動は味わえないし、それほど大量の時間を持っているわけでもない。なんといっても僕は、読書をただの時間つぶしのための道具などとは決して思っていないのだ。

そこで思いついたのが、読んでいる際に、印象的な文言や知らなかった言葉が出てきた際にそのページのスミを折っておくこと。そして読み終わってからもう一度その折られたページを見直して、、知らない言葉に関してはその意味や指し示すモノを調べたり関連する出来事のニュースを読んでみたり、印象的な言葉についてはメモとして抜き出すことである。

そしてそれとあわせて、その本を読んでいる際に感じたこと、読むことで起こった僕の心の内の変化も文章にすることにした。文章にすることでその読書の意味を僕自身も改めて強く感じることができるし、その文章がこうしてブログで公開して人の目に触れることによって、自分の中のあいまいなものをより明確にしようという意識が働く。そんな効果を狙ってこのブログを始めた。

それでもこのブログを訪問してくれる人たちに少しでも役立つならそれは嬉しいから、わかりやすいように、自分なりの評価を5段階でつけることにした。そのときの気分によってその評価の基準にはブレがあったりもするが、基本的には


★1つ…もう同じ作者の本は読まないかもしれない。
★2つ…本を閉じようと思った。本に払ったお金と読書に費やした時間がもったいない。
★3つ…特に悪くはないが、とりたてて褒めるようなところもない
★4つ…涙する場面や印象的な場面言葉があり、僕の人生に少なからず影響を与えた。
★5つ…その本を読んでいる際に受けた衝撃から立ち直るために少し時間が必要だった。


という基準で評価をつけている。


もちろん、すべてが自分の好みを尺度としているから、世の中で高い評価を受けているにも関わらず★1つだったり、逆に、酷評されているにも関わらず★4つだったりすることもあるが、あくまでも僕の好みなので、「なんでこの作品が★1つなんだ?」とか、「こんな作品に★5つつけるなんてあなた本当に面白い本読んだことあるの?」などと思わないでいただきたい。

もし僕のこのブログを見て、読書が好きになった人がいるならそれは最高に幸せなことである。

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