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オススメ度 ★★★★☆ 4/5
イギリスの牧場でその牧場主の息子、Archureと共に畑を耕していた馬Joey。幸せな生活を送っていたJoeyだが、国が戦争へと向かう中でやがて、騎兵隊の一員として戦争に参加することとなる。第一次世界大戦の混乱を駆け抜けた一匹の馬の物語。

物語が馬Joeyの目線で進む点が面白い。戦争によって飼い主の思いも関係なく戦争に参加することを強いられる。戦争という混乱の中ゆえにJoey自身にも多くの出会いと別れがある。尊敬できる馬との出会い。嫌いな馬との出会い。頑張り屋のポニーとの出会い。馬の気持ちを理解してくれる将校や、若い兵士、やさしい少女との出会い。

もちろんJoey自身は動物なのでいななくことしかできないが、その周囲で同じように戦争に参加する人々がひとり言のようにJoeyに向かって語る言葉が、戦時中の人々の本音を表しているようだ。

俺にはわかる。俺だけた唯一この部隊のなかで正気な人間だって。おかしいのは他の奴らさ。でも彼らはそれがわからない。彼らは理由も知らずに戦うんだ。
どうしてなんだ・・・。どうして戦争はすばらしいもの、美しいものを何でも、何もかも壊してしまうんだ。

動物という純粋さのせいだろうか、人間同士の物語であれば見慣れた出会いや別れの物語が、動物目線にするとこんなにも感動的な物語になるのだ。

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