洋書_Jeffrey Archerの最近のブログ記事

オススメ度 ★★★★☆ 4/5
結婚目前だったDannyは親友のBernieを殺した罪を着せられて終身刑を言い渡される。Dannyの刑務所生活と真犯人への復讐の計画が始まる。

もともと読み書きのできないDannyは刑務所で同じ部屋になったNickによって多方面の教育を受けてその才能を開花させていく。そして、偶然の出来事によって刑務所の外へ出る機会を得たDannyは、真犯人グループへの復讐を始めるのだ。

やや出来過ぎの感もあるが、全体的には目覚ましく動き続ける物語は読者を飽きさせる事はないだろう。また、物語自体が、ロンドンからスコットランド、スイスのジュネーブなど、いろんな場所へ展開される点も面白い。イギリス人でもスコットランドの発音に戸惑う場面など、日本にいてはわからない現地の人々の感覚が見えてくる。

Jeffrey Archerの物語は法廷の場面が多いという印象があるが、本書も同様に緊張感あふれる法廷シーンを見せてくれる。

個人的には物語の終わり方が好きだ。もちろんここで詳しく書く事ができないのが読んでもらえればこの余韻に浸れる終わり方をわかってもらえるかもしれない。

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オススメ度 ★★☆☆☆ 2/5
世間の注目を集めた相続争いが一段落して、と妻Emmaそしてその兄のGilesは元の生活に戻る。

「Time Will Tell」に始まるHarry Cliftonシリーズの第3弾。それぞれの登場人物のその後が様子が描かれる。結婚したGilesは結婚し選挙運動に努める。EmmaとHarryは息子のSebastianを育てながらEmmaはビジネスを、Harryは作家として成功しようとする。Gilesの夫婦間の問題や、HarryとEmmaの養子縁組などそれぞれ悩み事が尽きない。

それでも本作品ではむしろ息子のSebastianの成長が中心となっているようだ。物語の後半は、まさにそSebastianが中心となっていく。不自由なく育ったせいか次第にその破天荒な振る舞いが問題になり、やがて犯罪へと巻き込まれていく。

それぞれの主要な登場人物たちは相変わらず魅力的ではあるが、残念ながら物語が分岐しすぎてしまったせいか、小さな諍いなど日常的な問題の寄せ集めになってしまって、「Time Will Tell」や「Sins of Father」で見られたような感動するようなエピソードに乏しい印象を受けた。

オススメ度 ★★★☆☆ 3/5
アメリカにたどり着いたHarry、Harryの子を宿したEmma、そしてHarryの親友であるGile。それぞれの人生が分岐し始める。

前作「Time Will Tell」の続編である。結婚を約束したEmmaが実は兄妹の可能性があることを知り、戦死した事にして他人の名義を乗っ取ってアメリカに入ったHarryだが、そこでは乗っ取ったアメリカ人の罪を被って服役する事と成る。一方でEmmaはHarryの戦死という事実に疑いを持ちその事実叙調査を独自に始めていく。Emmaの兄でありHarryの親友であるGileは兵役に志願しドイツとの戦地に赴いていく。

なかなか前作を読んでいない人にとって楽しむ事は難しいかもしれない。前作を読んでいる人には、前作では脇役に過ぎなかった登場人物たちが、それぞれ活躍していく様子を楽しむ事ができるだろう。

やがて物語は後継者選びへと発展していく。Barrington家を継ぐのはその息子のGileなのか、それとも別の男の息子として育てられたが産まれるのが数ヶ月早かったHarryなのか。すぐに続編へと手を伸ばしたくなる一冊。

オススメ度 ★★★★☆ 4/5
1919年にイギリスに生まれたHarry Cliftonを描く。

父のいない貧しい家庭で育ったHarryが成長する様子を描く。面白いのは物語がHarryだけでなく、母Maisie Cliftonやよき助言者となったOld Jackなどの目線で展開する点だろう。

そのHarryの成長する過程で多くの困難を乗り越え、そして父の死の真相と向き合うことになる。物語的面白さだけでなく当時のイギリス歴史やその生活が見えてくる点が興味深い。

残念ながら本作品は「The Clifton Chronicles」の第1作ということで、イギリスが戦争に向かうところで物語を続編へと譲ることになるが、続編もぜひ近いうちに読んでみたい。

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